会社の仕事はオレ、純粋におカネのために続けているのだけど、そこでなぜかAIと関わることになってしまい、ああ、なんでかなあ、みたいに感慨する。
現在のAI(LLM)が出たばかりのとき、衝撃を受け、AIについて長文を書いたが、いま見たらちょうど2年前だった。それにしてもLLMは超ド級の驚きだった。そのとき、近代科学始まって以来500年の歴史でもっとも重大な事件だと感じて、いまも考えは変わらない。
それからいくらかAIについて考え、文も書いたが、そこそこで終わっている。追及がなんとなくイヤになったから。
自分にしてみれば、人間の知性というものは物質の別名である、という自分のカンが、AIによって実証された、と感じていて、それだけでなんだか十分な気がしてしまい、それで遠ざかって、いまではただの平和ないちユーザーである。
意識というのは共感の総称であって、その共感は物質と逆を向く。もっともここで物質と呼んでいるのは、科学に従って動くモノの仮の姿なので、本当はずばり「科学」と言ってしまった方がすっきりしているかも。
みな、科学が物質の振る舞いを解明した、と思っているけれど、それはまったくの逆で、科学が物質の振る舞いを決定しているだけで、そういう科学に従うモノに「物質」という名前を付けているだけだ。本当にある「モノ」は永遠に物自体として不明のままである。
これから時代はおそらく、その共感の方向へ舵を切るはず。物質と科学の時代は終わったのだと思う。もちろん、本当に終わるには百年以上かかるけど。
とまあ、わけの分からんことを考えているせいでAIから距離を置き、まあ、もう、当面、AIはいいや、ってなったんだけど、なんとカネのためにかかずり合うことになった。
カネ、って因果だなあ。オレの将来に当面カネがいるので、それでカネなんだが、カネって人の人生を変えるねえ。
カネほど下らない意味のないものは無いんだがなあ。
というわけで、今日は午後にAI周りの外人が来るんで、ビジネスビジネスと。ただ、僕はビジネスは無能なんで、英語お話係ね。もっとも今日のAIはエンジニアリング周りの話なんで、上の空でテキトーに仕事して来ます。
カネカネカネ、と。