僕は、日本って国はだめだ、って相応に思ってるし、そういう発言もたまにする。
それにしても、やっぱり、常に日本は駄目だってダメ出しし続ける日本人って、自分の幸福じゃない境遇は日本がだめなせいだ、っていうことを要は言いたいのだろうかな。
つまり自分が駄目なのは人のせい、周りのせい。
人のせいにしちゃいけません、というのは古今東西言われるけど、どうなんでしょうね。
そういえば、ドストエフスキーの小説でも、ロシアが公然と否定されることについて熱狂する人々が頻繁に出てくる。彼いわく、これぞロシア人の際立った特性のひとつである、って書いてる。オレのせいじゃない、ロシアのせいだ!と言って溜飲を下げる人々。
ドストエフスキー自身は小説の中では、それをいいとも悪いとも言ってない。ダメでクソな自国にそれでも生きているんだオレたちは。それに他にどこへ行く場所があろうか、という自虐の中に喜びを見出す性癖があるのは、オレ、よく分かる。
これって不思議なことだけど、民族主義の一性質なんだと思う。リベラル思考にはこういうマゾヒスト的なもの、かけらもない。
あと、ロシア人は元来アルコール漬け民族でもあって、酒漬けの人によく見かける、人生のほろ苦さを甘受して、それを静かな喜びにする感じを思わせる。そして、その気持ちも分かる。自分もきっとそれだと思う。
ただ、最近、酒量がすごく減ったので、代わりにオレ、なにしてるんだっけ?
昨晩もオリジナル曲の「地下鉄ライダー」いじってて、「朝起きたら」に着手して、地下鉄の方は完成したから披露したくて仕方ないけど、オレの目標は最低8曲でアルバム作ることなので、それまで発表しない。
あ、今日こそオフィスへ行って、仕事する。