50年代ブルースアンプその4(実用版)

ずいぶん間が空いてしまいましたが、ただの試作機じゃなくてもっと実用的なものを作ろう、っていう検討が進んでます。

今のところ部品の洗い出しをして、それに基づいて第一号機を試作がちょうど終わったところ。前回ライブで実際に使って、かなり音がよくてビックリしたんだけど、でも、あれって本当の試作機で、バラックに近い。なので、今回は、決定した部品で本番並みに組み直しました。製作が苦手な自分にとってこれは大変。。。

でも、GWにがんばってやったりして、ようやくこんなのが出来てます。

 

出力トランスがフェンダー準拠のやつになってます。以前はノグチのだったんだけど。横幅30cmの予定だったんだけど、そういうケースが無く、結局25cmになってるせいでちょっとせせこましい。小さいからいいと言うべきか、どうなのかは分からないですね~ ただ、裏面の配線はちょっと混み合ってる。コレです。

 

 

なんか、見た目、汚いですよね~ どうも、オレって整然とした配線が苦手みたい。

ただ、これってアース母線を張って、オーディオ的に最短配線になり、かつループ最小で配線した結果なのね。なので、よくある、「見た目は悪いけど味はいい」(笑)ってことになってるつもりです。つまり、オーディオアンプのノウハウで配線したギターアンプってこと。

結合コンデンサには割りといいものを使ったけれど、他の、抵抗、電解コンデンサーなどの部品は普及品を使ってます。特にオーディオ屋さんは部品にクラシックものを使ったり、いろいろですが、現代生産されている普及品の部品が結局信頼性も高くいいんじゃないか、との考えからです。線材も普通のものを使っちゃってます。この辺はこだわれば切りが無いんだけど、あっさりとまとめてみました。

さて、出来上がったアンプで弾いてみたんですが、回路がほとんど同じなので当たり前だけど、最初のバラックと同じ音で、いい音出てます。

近々にこれをライブバーに持ち込み、いま一度実地で使ってみて、それを最終チェックにして、それでOKだったら、これで最終実用版ってことにしようと思います。

この記事の前の記事にYouTubeの音源を載せましたが、かなり音は、いいと思います。独特な音がするので、こだわりの人は是非! と勧めたいですね~ ブルースもだけど、ジャズギターにもたぶんかなりいいんじゃないかと思う。あと、ベースを入れても、かなりいい音がします。ただ、ロックはダメだと思う~(笑)