Fuzz Face現用機

前回のFuzz Faceの続編である。いろいろやったのち、最終的な回路図は以下の通りである。実は、ディストーションの1kΩのVRにC型を使うのはノウハウである。これでボリュームを回したとき急に歪まず、滑らかにだんだん歪むようになる。

Fuzz Face現用機の回路図

Fuzz Face現用機の回路図

さて、100円ショップで買ったカワイイ缶に入れて現用でしばらく使っていたのだが、ペラペラの缶であり、ペコペコなわけで、フットスイッチを踏んだり、持ち歩いたりするたびに変形して行き、なんかボロボロになってきてしまった。さすがに、こんなアホなケースに入れたままシリアス用途は厳しい。もっとも、数回は立派にライブで使ったので充分にお役目は果たしたのであるが。

そこで、ちゃんとしたケースにまたまた移し変え、今度こそ末永く使えるようにしよう、ということで、エフェクターでは定番のアルミダイキャストのケースに入れることにした。以下である。

中身であるが、これまたしつこく8年前の2002年に作った基板をそのまま使って収めている。

基板のせいもあり、中身はかなりカッコ悪いw 回路定数なども若干は変えている。それで、音はというと、まあ、たぶんそれほど変わってはいないと思うけど、次の通りである。2:15のところでFuzzを踏んで延々とソロを取っている。アンプはブルースジュニアである。

と、まあ、こんな感じで、このFuzz Face、およそ8年の歳月を経て、現用になったというわけだ。今現在、自分は歪みはこれしか持っていないので、これを使うしかない状態で、じゃあ、気に入っているか、というと、まあまあいい演奏もできてるしいいんじゃないかなあ、といった程度である。お客さんからはまあまあの評判みたいだ。

そういうわけで、もし、この音を聞いて、自分も欲しいかな、という人がいたら、もう一個作って、キットにでもして売り出そうかな、なーんて思っちゃってる。

そのときは、まず、トランジスタに入手可能なやつを選定して(現在、片方の2SC1071は入手困難だと思う)、あとさすがにオン/オフのLEDをつけて、回路定数や部品も見直して、売り物クオリティを追求しようと思う。なので、そういう方がいらしたら、この記事にコメントつけてもらってもいいし、メールしていただいても、いいし、連絡くださいね~ (ただ、ヒマもあまりないので急ぎはごかんべん!)

ではでは!