哲学の勉強

哲学というのは、原書の翻訳を無理してがんばって読むのは研究者でもない限り止めておいて、信頼できそうな解説本を読んだ方がいいみたいだ。なによりも哲学は実は面白い、ということが分かるから。いい解説本は、それを書いている哲学者自身が面白い、と思って書いているからなおさらなのだ。それにしても、哲学に夢中になったりしちゃうと微妙に世間ずれしてしまうのも、たしか、かもな。実際、そのせいで世の中のバカバカしさが見えてしまったりするしね。そういや、むかし、筒井康隆が日記に、「昨晩酔っ払って仲間といろいろしゃべったがしらふで思い出すと相手の言葉の裏がことごとく分かってしまいそれでひどく落ち込む。こんなことなら心理学なんか勉強しなければよかった」って言ってたっけ。

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