2006年3月

鶏肉の四川風蒸しもの


とろけるように柔らかい鶏肉と、さっぱりしているけど複雑な味わい、良い香り、うーん、これは美味である。有名な四川料理の粉蒸鶏肉をアレンジしたもので、かなり日本人向きだと思う

鶏モモ肉の四川風蒸しもの

  1. 腿肉一枚を皮ごと1cm幅に切る。ネギ、ショウガはみじん切り。ジャガイモは拍子切り
  2. ショウユ大1、老酒大1/2、砂糖小1弱、豆板醤小1、甜面醤小1、腐乳小1、コショウ、ゴマ油少々、濃い目の水溶き片栗粉大2を入れ混ぜ、鶏肉、ネギ、ショウガ、油大1を入れよく混ぜる
  3. 小さなボールの内側に油を塗り、上記を入れる
  4. 残りの調味料にジャガイモを入れ、軽くショウユ、豆板醤などを追加して下味し、鶏肉の上にまんべんなく並べる
  5. 中火で40分蒸す
  6. ボールの上に皿をのせ、ひっくり返す
  7. てっぺんにくぼみを作り、そこに荒みじん切りのネギを乗せ、全体に山椒の粉を軽く振りかける
  8. 油大2ていどを200度以上の高温に熱し、ネギの上からジャッ、とかけて香りをたて、出来上がり
  • 調味料さえそろっていれば、別に難しいところはない。しかし、これはホントに美味!
  • レタスを別皿に添えて出し、レタスにくるんで食べてもらうのもいい。ショウユの量をちょっとだけ加減して、塩味をきつめにする
  • オリジナルの粉蒸鶏肉は、米と香辛料を乾煎りし、これをグラニュー糖ぐらいに挽いたものを入れる。出来上がりは、かなりモチモチした感じで、香辛料(八角、山椒、肉桂など)がかなりきいた、通向きの味である
  • このアレンジ版は、むしろ広東の飲茶系の風味だね
 

2006年1月

汁なし担々麺


最近は、ずいぶんとポピュラーになった汁なしタンタン麺だけど、ホントにおいしいのにはなかなかめぐり合わない。以前、四川省の成都に行ったときにリサーチして再現したのがこれ。四川の合え面はたくさんあるけど、日本のもののようなサービス過剰なやつじゃなくて、しみじみ旨いんだなあ

四川省の担々麺

  1. 挽肉とみじん切りのショウガを炒め、ショウユ、酒で味付けしておく
  2. ショウユと芝麻醤を2:1でよく混ぜ合わせておく
  3. ホールの山椒をミルで挽いておく(花椒粉)
  4. 椀に、芝麻醤ショウユを大1、辣油大1、ゴマ油小1、花椒粉小1/2を入れる
  5. 細うどん乾麺(1人前80g)をゆで、ぬるま湯で洗い、椀に入れ、挽肉、ネギを乗せて供する
  6. 各自混ぜて食べる
  • 辣油はどうしても自家製のヤツが必要なんだなあ。カスごと使う。朝天辣椒をミルで挽いてサラダ油で作る。ゴマ油で作ってはいけない。詳しくはこちらをどうぞ
  • 山椒も、やっぱ中国産のヤツを挽いて使う
  • 細うどんが、四川のやつに一番近い
  • いやー、これって一度食うと病みつき!