マジック・サム風ソロ

譜面 

これはマジック・サム(Magic Sam)という有名なシカゴブルースギタリスト&シンガーがSweet Home Chicagoの中でプレイしているフレーズを元にして、これを弾き語りに作り変えたものである。2ー1のけだるい雰囲気と打って変わって、こちらでは元気よく演奏する。

1小節目の2音の和音は、人差し指で弦2本を思いきりはじき、攻撃的な雰囲気を出す。

5、6小節目のA7のところのフレーズの音使いは、A7のコードトーンを元にEのブルーノートを使った、コードAでよく使うポジションである。

8小節目の3拍目でトリルを使っている。これは人差し指を3弦1フレットに置いたり放したりをすばやく繰り返す、すなわちハンマリングオンとプリングオフをすばやく繰り返す訳である。このトリルはブルースやロックで実によく使われる。

12小節目はエンディングである。ここではバンドブルース風のエンディングになっている。9thのコードを半音ずつ上げてE9へ持ってくる。このときのリズムは2拍3連ぽいが実際には適当で、好きなようにやればよい。