ブルースのコード進行はいつもだいたい同じで単純である。使うコードはいわゆるスリーコード、つまり1度、5度、7度の和音で、例えばキーがEならE、A、B、キーがAならA、D、Eといった具合である。12小節で1コーラスで、もっとも基本的な進行は以下の通りである
これを4小節ずつ1、2、3と3つに分けて考えると、1は1度の和音、2は5度の和音、3は7度の和音が主流の流れになっている。これに歌を乗せると、ま、だいたい次のようになる。Sweet Home Chicagoという曲なら
1、Oooo, baby, don't you want to go?
2、Oooo, baby, don't you want to go?
3、Back to the same old place, sweet home Chicago.
てな感じで、1と2は同じことを言うのが普通で、コードだけ違う、といわけで同じことをちょっと気分を変えて言う、となる。で、3でシメルという調子である。「起、起’、結」という訳である。
あとはこれのバリエーションが続く。2小節目をAに上げたのが次のもの
9、10小節のふたつのBを、BとAに分けて11小節目のEになめらかに続くようにしたのが次のもの
コーラスが連続したときに次のコーラスの頭のEに入りやすくするために12小節目をBにしたのが次のもの。
ちなみここで紹介しているブルースパターンはこれを使っている。以上でだいたいまかなえる。コードとしては全てに7thをつけていい。9thを付けるとモダンブルース、9th以上の11th、13thなどを付けると気分はジャズという感じである(てきとうだが・・)