ロバート・ジョンソンがグリーンウッドで毒殺されて死んだとき、親族5、6人が駆け付けたけど、死んで既に2週間たっていて、埋葬された後だったそうだ。
それからしばらくして、親族のもとにロバートの所持品が送られて来た。その中に、なんと彼のギターがある。ということは、ロバートが死ぬ直前まで演奏していたそのギターが世の中にちゃんと存在しているということだ。
この情報は、ロバートの義理の妹で、すでに90歳なかばのアニーさんという人のもので、ロバート関係で残っている最後の親族。ギターは彼女が持っているかもしれない。
しかし、ロバートの遺産権利は、ロバートが愛人との間に作ったクロード・ジョンソンという男に帰属する判決が裁判ですでに出ている。
その男は、ロバートの息子らしいけれど、ロバートの生前、まったくロバートとも一族とも関わらず、血縁がある、というだけで、ロバートの死後、突然出てきたそうだ。アニーさんいわくただのさえない中年男でロバートとは似ても似つかない人間だと言っている。
要は、生前にほとんど関わることも貢献することも無かった人が、血がつながっているというだけで莫大な権利を持って行ってしまった、ということだ。
ロバートのギターもその人の元へ行っちゃったかもしれないね。どうするつもりか分からないけど、本当はアニーさんのようなきちんとした人が大切に持っていればいいんだけどね。
オークションに出したら1億円ぐらいか、あるいはもっとかな?
アニーさんのようにロバートを愛した人の手に残るべきだと思うけどね。そうだったら、たぶんだけど、アメリカの博物館とか、そういう公共機関に最後は寄贈すると思うんだよね。
そしたら、見れるね。やっぱり、オレ、それを見てみたい。