コンデンサの電圧降下を利用したヒーター点灯について

コンデンサのインピーダンスが1/(jωC)、ヒーター抵抗をRとして100VかけたときのRの両端の電圧Vは

            R
V = -------------- * 100
R + 1/(jωC)

両辺の絶対値をとってCについて解くと

                 V
C = -------------------------
2πfR sqrt(10000 - V*V)

となるわけである。12AU7のヒーターは12.6V、0.15Aなので抵抗は84Ω、これを2本直列にして168Ω、f = 50Hz、V = 25.2Vを代入すると、C = 4.93μFと計算される。考えてみるとこのアンプ、関西方面では使えない。f = 60Hzとして計算し直してCを交換しないと。

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