名前

 林 正樹 (はやしまさき)

生まれ

 1959年(昭和34年)1月16日生まれ

経歴

  • 生まれは東京、巣鴨、まもなく小金井へ。幼少から小学3年まで小金井の自然の中で暮らし、小学4年で大田区馬込に引っ越し、小学6年から大田区中央。
  • 三田高校から東工大へ。単位と卒論(理論系)以外学校にはあまり行かなかなかった
  • 働きたくなかったので修士へ進む。あいかわらず学校にはあまり行かず
  • 1983年に労せずしてNHK入社
  • 大阪放送局で3年間、運行というわりと閑な職に付き、飲み騒ぎまくる
  • 1986年、世田谷のNHK技研へ転勤
  • 2006年6月30日、NHKを退職、セガサミーメディア(株)など民間会社へ
  • 2011年からアストロデザイン(株)技術参与(現在)
  • 2012年からAssociate professor (Docent), Uppsala University, Campus Gotland, Sweden(現在)
  • 2012年9月21日よりスウェーデン在住
  • 2024年1月31日にウプサラ大をリタイヤし、現在東京在住

できること

  • ギターを弾く、歌う。歴40年。ブルースおよびロックを弾いて歌うこと
  • 中国家庭料理の調理。歴35年
  • 文筆。ホームページを見ても分かるように大量の雑文。著書は「ゴッホ」(自費)、「中国家庭料理入門」や真空管アンプの本など
  • 絵画についての印象批評(西洋絵画、古い日本美術)
  • 真空管ギターアンプなどの電子工作
  • 数十年同じ仕事をしたせいで身についた、プログラミング、CGなどの偏った技術と知識

好きなもの

  • 音楽(主にやる方、あまり聞かない)。ブルース、ジャズ。60、70年代ロック。好きなミュージシャンをひとりずつあげれば、弾き語りブルースではROBERT JOHNSON、エレクトリックブルースではMAGIC SAM、ジャズではJAMES BLOOD ULMER、ロックではJIMI HENDRIX
  • 食べること。飾った料理よりローカルな料理が好き。古いイタリア料理、スペインの荒削りなタパス、フランス田舎料理、ギリシャ料理、タイを始めとする怪しげな東南アジア料理、インド料理、日本大衆料理。中国料理は別格で、他国の料理とは比較にならない。僕にとっては西洋思想と双璧をなすもの
  • 飲むこと。ビールと赤ワイン。場末を好む。
  • 同じ本を繰り返し読むこと。小説は、ドストエフスキー(主に罪と罰以後の長編群)、モーパッサンなど。小林秀雄に影響を受けている。哲学はニーチェベルグソン
  • 西洋絵画を見て廻ること。もっともいくらか前に休止中。好きな画家は、ジョット、ドゥッチオ、シモーネ・マルティーニ、ベラスケス、ゴヤ、フェルメール。近代ではゴッホ(ただし僕にとっては別格)、現代ではダリ、ベーコン、ウォーホールなど。
  • ものすごく下らなく、悪趣味なもの。MTVの漫画Beavis & Butthead、映画「ピンクフラミンゴ」など
  • 若干の映画。Texas Chainsaw Massacre、Evil Dead、Bad Taste、Jacob's Ladderなど。最近は古い日本映画の浮雲など

仕事

  • ウプサラ大を2024年1月にリタイヤしたが、ゲームデザイン学科准教授から美術史学科協力研究員(affiliate researcher)として席はいちおう残している。
  • 主な研究は、テキストで台本を書くとそれがCGでテレビ番組になるTVML  (TV program Making Language)と、バーチャルリアリティを使ったバーチャル・ミュージアムの二つ。
  • 仕事関係のプロフィールは次を参照のこと →こちら

自分にもっとも影響を与えたもの

これは、あるとき流行った「自分にもっとも影響を与えたもの10選」みたいなやつを自分もやってみたもの。ただ、ここでは、単純な影響ランキングじゃなくて、自分の関係する10個の分野を上げて、それぞれの分野でいちばん影響を受けたものひとつを選ぶ、ということでやってみた。

■ 音楽

Robert Johnson「King Of The Delta Blues Singers Vol. II」

言わずと知れた黒人ブルースのルーツ的な音楽。最近はこの人の研究みたいなことをやってて、書籍にまとめようとしている。出会いについてはかつて、以下に書いた。 =>ココ

■ 小説

ドストエフスキー:「カラマーゾフの兄弟」

この人からの影響は計り知れない。おそらく自分の大半はここから来ている。ドストエフスキーに関し、雑文は以下。 =>ココ

■ 料理

陳建民他著:「中国料理技術入門」

料理って気楽な趣味だよな、と思うのがふつうだけれど、大袈裟にいうと、ここで展開される中国料理体系は、自分にとっては西洋思想と双璧をなすもの、という扱い。あ、いや、大袈裟すぎるか(笑)でも本当です。出会いなど、以下 =>ココ

■ 評論

小林秀雄:「考えるヒント3」

なんか悔しいがこの人の自分への影響は絶大だと認めざるを得ない。ひところ、そのあまりにまっとうで正統な感じを敬遠していたんだけどね。最後には戻って来てしまった。

■ 哲学

 
ニーチェ:「この人を見よ」

哲学は僕は遅咲きで興味を持ったが、ニーチェは昔から熟読していた。もっとも熟読しても難しくて分かんないので、暇さえあればお経か聖書みたいに読んでいた。この「この人を見よ」は最晩年の作で、哲学というより、ほとんどエッセイ。

■ 絵画

 
ゴッホ:「ドービニーの庭」

絵画というものが人の人生を変え得るとは恐るべきことだ。この人の画布に上野でじかに接して、自分の人生は変わったと思う。それについては以下 =>ココ

■ 日本美術

奈良時代:「阿修羅像」

日本美術は、僕は50過ぎてからで、それまでは西洋いっぺんとうだった。でも、日本の芸術にはコンスタントに接してはいたのである。奈良時代の乾漆像については、以下 =>ココ

■ 随筆

 
兼好法師:「徒然草」

日本の知性には、欧州風の厳しさ残忍さがまったくなく、それは「明るい知性」だ、というのをこの人から習ったし、いまでもそれを日本人として誇りに思う。

■ 映画

 
The Texas Chain Saw Massacre(悪魔にいけにえ)

映画を一つ選ぶなんて無理なんだが、やはりこのホラー映画をあげておこう。監督はアメリカのトビー・フーパーだが、なぜ監督名を上げなかったかというと、この監督、好きな監督ではあるけど、どうもこの第一作以降はふつうなのである。この映画については、以下 =>ココ

■ 真空管アンプ

 
長真弓著:「真空管アンプ設計製作自在」

僕は40歳から真空管いじりを始め、これこそ純然たる趣味である。趣味が高じて本も出版し、そのおかげで、日本における真空管ギターアンプ製作のグールーのひとりになったが、実は正直それほどあんまり経験がない(笑) この本は真空管アンプに関する理論のバイブル =>ココ

2012年撮影