掲示板&質問板

 

真空管ギターアンプに関する疑問点や、「超初心者のための真空管アンプの工作、原理、設計まで」を見てよく分からないところ、あと、ディスカッションなど、遠慮なくここに投稿してくださいね。私もいつも見てますのでリプライしますので~

  1,424 Responses to “掲示板&質問板”

  1. なぜ大きくて重くて高価なトランスを使うのでしょうか?スイッチング電源を昇圧したらなにかデメリットはありますか?

    • こんにちは

      僕はスイッチング電源(SW電源)を実際には使ったことがないので、Facebookグループで皆に聞いてみました。以下に上がってきた内容を紹介します。

      ・SW電源が出せる電圧・電流には限りがあって、真空管で必要な200V以上、20mA以上(だいたいの目安ですが)というものになると、わりと限られている。したがって、そのへんで買える程度のSW電源での昇圧だと、そのままではミニアンプぐらいにしか使えない。
      ・たとえば、6V6GTシングルのChamp(5Wぐらいのギターアンプ)のようなものですら、SW電源一発で可能ではあるものの、電源設計はかなり厄介。放熱や素子の保護や、だいぶいろいろ考慮しないと、難しい。ちなみにChampだと、300V、40mAぐらいが必要で、ハードルが高い。
      ・SW電源を直列につないで電圧を稼いで、並列につないで電流を稼ぐ、ということもできるが、そうなるとSW電源だけでだいぶスペースを取るし、発熱も考慮しないといけないし、SW電源の暴走を考慮しないといけないし、かなり厄介。
      ・SW電源の入力には12VDCを使うこと、多いですが、12VACアダプターとSW電源昇圧のダブルで電圧を変化させるのも無駄。

      などなど、たくさん事情があるようです。それというのもChamp以上のアンプを狙うからで、1W以下のミニアンプとかならば、小型軽量安価で、いい選択だそうです。

      その場合のSW電源のデメリットは、それほどなく、スイッチングノイズも昨今の性能のいいのはそれほどノイズ出ないし、電源レギュレーション的にもそれほど問題ないみたいです(未検証ですが) SW電源だと音の立ち上がりがイマイチ、という人もいましたけど。

      しかし、いちばん多い意見は、電源トランスはカッコいいけど、SW電源はカッコ悪い、でした(笑

  2. こんにちは、いつもお世話になり有難うございます。
    いくつか質問させて下さい。

    作れる!鳴らせる!真空管アンプ入門での、4球アンプの所で、
    スピーカーはなるべく図体の大きい箱のもの、
    それに加えて、なるべく出力音圧レベルの高いもの。

    ・・・と書かれていましたので、バックロードホーン型で、
    出力音圧レベルが93dbの物を作りました。

    (スピーカーは何台か持ってましたが、昨今の主流がブックシェルフタイプで、
    85db前後が多く、探したものの良いモノは見つかりませんでした。)

    先生の仰せの通り、素晴らしい音に驚いております。
    本当に、有難うございます。

    スピーカーの能率もあいまって、ボリュームが 9時の位置で物凄い大音量が出ます。
    いつもは、9時 の所より小さな所で聞いています。
    (オーディオを聞く部屋は6畳間です。)

    ① オーディオや電子工作の本を読むと、アンプのボリューム位置は大きい方が良い。
    なので、小さな位置では本来のアンプの実力は発揮しない。

    これは、本当でしょうか?
    と言うことは、今でも素晴らしい音は更に良くなる可能性はありますか?

    ーーー

    夜などの場合に、音量を絞って小さな音で聴くと、音が痩せてしまう?ので、
    アッテネータ付のRCAケーブルでアンプとCD機器をつなぐ方が良い。

    と言うのをよみましたが、L型やT型のケーブルがあり、
    作り方も簡単で抵抗をハンダ付けするだけですが、

    アンプの入力インピーダンスに合わせましょう、
    アンプのカタログに書いてあるので、それを基準とした抵抗を使いましょう。
    と書かれています。

    ② この入力インピーダンスは、自分でも簡単に計測できますか?

    ③ それとも、そんなに気にする必要はありませんか?

    (日中は4球アンプ、夜は12AU7ミニアンプを主に使っています。)

    ④ 何か、真空管アンプを作りたいと思っていますが、
    4球アンプよりも素晴らしいものは、もう出来ないのではないだろうか?
    と思っています。

    今、小中学生の電子工作の本でトランジスタや、オペアンプの勉強をして、
    いくつか作ってます。

    これから更に1台、真空管アンプを作るとすると、どのような物が良いでしょうか?
    ちょっと漠然とした質問に成りましたが、4球アンプのところで、
    先生がお持ちの金満アンプに、勝るとも劣らないと言われてましたので、
    ドウしたら良いか?と思ってます。

    長々と書き連ねてしまいました。
    すみません。

    ご面倒をお掛けしますが、何卒宜しくお願いします。

    • 島田様

      こんにちはー 

      4球アンプがいい音でよかったです。93dBのバックロードホーン型はすごいですね、いい音がしそうです。

      > ① オーディオや電子工作の本を読むと、アンプのボリューム位置は大きい方が良い。
      > なので、小さな位置では本来のアンプの実力は発揮しない。
      > ↓
      > これは、本当でしょうか?
      > と言うことは、今でも素晴らしい音は更に良くなる可能性はありますか?

      僕もその「小さな位置では本来のアンプの実力は発揮しない」は聞いたことがあるのですが、その理由が完全に説明できることかというとそうでもないようで、経験則が大きい感じがしますね。

      ひとつ聞いたことのある理由には、プッシュプル型のアンプの場合、2本の真空管の信号を出力トランスで合成していますが、その波形合成はある程度の出力が出ているときに最適化されていて、あまりに信号レベルが小さいところではうまく信号合成ができていない可能性がある、というのを聞いたことがあります。ただ、これも、僕が聞いて「そうかもなあ」と思いはしますが、検証したことがないし、なんとも言えません。しかも、この説明は音声信号による説明で、それが聴感上とどう関係するかも、分かりません。

      ちなみに4球アンプはプッシュプルではなく、シングルなので、この説明はあてはまりません。シングルにはプッシュプルのような波形合成は無いので、増幅の様子はとても素直です。小さな音ほど歪みが少なくなり、信号が大きくなると徐々に2次歪みが出ます(上下非対称な歪) この4球アンプのようにNFBをかけていないと、この歪みの移行は滑らかにだんだん歪みが大きくなる、という挙動になるので、「素直」ということになるかな、と思います。

      あと、小さい音だとアンプの性能が出ない、の理由にS/N(信号対雑音比)がありますね。信号が小さいと相対的にS/Nが悪くなり、音の表現力が落ちる、という理由のようですが、これもたしかに理屈ではそうですが、やはりなんとも言えません。

      あんまり明快な回答ができないのですが、僕としては、音量ボリュームが9時ぐらいで聞くのは、そう悪くはないと思います。そもそも、この4球アンプは2W+2Wしか無く、たとえば市販のアンプでこんなに小さいものはほとんど無いはずです。どんなに小さくてもふつうは10W以上はありそうです(調べたことないですが) 2Wとかの市販アンプもありますが、そういうのはふつう簡易アンプで、パソコンかんなかにつないで使うようなもので、音質はあんまり良くないと思います。

      というわけで、僕の考えを言えば、2Wな高音質アンプを93dBスピーカーにつないで音量9時で聞く、というのは、まあまあいい感じじゃないかなあ、と思います。

      ーーー

      > 夜などの場合に、音量を絞って小さな音で聴くと、音が痩せてしまう?ので、
      > アッテネータ付のRCAケーブルでアンプとCD機器をつなぐ方が良い。

      これは初めて聞きますね。なんとなく工学的には根拠がそれほど無さそうに聞こえますね。アンプにもいろいろな種類があるので、アンプによってはそういうこともあるのかもしれません。しかし、4球アンプに限って言えば、あのアンプは入力のところに音量ボリュームが入っているので、そこの前にアッテネータをつないでも、音量ボリュームで音量を絞るのと変わりません。

      唯一、違い、といえば、音量ボリュームの絞り切った部分を使わなくて済むのが良い、ていどでしょうか。音量ボリューム絞り切ったところは、ボリューム(VR)の誤差の大きいところを使うので、LとRのバランスが崩れている可能性はあります。そういうのが嫌な人は、VRを使わず、ロータリースイッチ式の音量調整を使いますね。

      実は、僕も昔、オーディオにちょっと凝っちゃったとき、VRみたいないい加減な素子(笑)を使うのがイヤで、ロータリースイッチ音量調整にしようと思い、高価なロータリースイッチを買ったことがあります。結局、買っただけで作らず、そのまま放ってありますが(笑

      > と言うのをよみましたが、L型やT型のケーブルがあり、
      > 作り方も簡単で抵抗をハンダ付けするだけですが、
      > ↓
      > アンプの入力インピーダンスに合わせましょう、
      > アンプのカタログに書いてあるので、それを基準とした抵抗を使いましょう。
      > と書かれています。
      > ② この入力インピーダンスは、自分でも簡単に計測できますか?

      信号発生器とテスターと固定抵抗と使って計測はできそうですが、やったことないです。ちなみに、4球アンプは、入力直後に100kΩのVRが入っているので、入力インピーダンスは100kΩです。

      > ③ それとも、そんなに気にする必要はありませんか?

      この「アンプの入力インピーダンスに合わせましょう」が何を意味しているか、アッテネータの回路がないのでわかりませんが、あんまり気にする必要ないんじゃないかなあ、と思います。

      > ④ 何か、真空管アンプを作りたいと思っていますが、
      > 4球アンプよりも素晴らしいものは、もう出来ないのではないだろうか?
      > と思っています。

      自分の経験でいうと、自分が作ったアンプでいちばんいい音だなあ、と思ったのは、2A3シングルアンプでした。僕がほとんど初めて自分で設計して作ったアンプがビギナーズラックでいちばんよい音がするんですよ。不思議ですね。以下です。

      http://hayashimasaki.net/seisakuki/2a3.html

      なんでいい音かは、わかりません。ただ、やはり、出力トランスが1万円、電源トランスも1万円、チョークも1万円、みたいなトランスに金をかけたアンプで(今買うとそれぞれ倍するかもしれません! 笑)、真空管オーディオアンプはやっぱりトランスがいいと、いい音がするみたいですね。加えて、直熱管の2A3はさすがに豊かな音を出してくれるような気がします。

      本の中で「金満アンプ」と称しているのは、この2A3アンプと、次の300Bアンプのことですね。

      http://hayashimasaki.net/kamp/index.html

      金満アンプはやはり金満だけあって、なかなか堂々としたものです。4球アンプはなかなかいい音だと思いますが、あとは好みですかねえ。あるいは「気持ち」っていうか。世に有名な佐久間式アンプとか見ると、ああ、これいい感じだなあ、って思います。僕はああいうミニマリズム的アプローチが好きなんです。音よりも「アプローチが好きか嫌いか」の方が大きいかなあ、って思います。

      http://www10.big.or.jp/~dh/index_j.html

      > (日中は4球アンプ、夜は12AU7ミニアンプを主に使っています。)

      いいですね。いっそのこと、12AU7アンプの代わりになる、夜間専用高級ミニアンプとか良さそうかも、0.5W+0.5Wとかで、高級トランスと高級球使って、と僕などは妄想しますが(笑

      • 有難う御座います。
        ボリュームの位置については、神経質になり過ぎていたようです。
        4球アンプもミニアンプも素晴らしい音なので、このままで良さそうですね。
        オーディオの世界は、もしかするとオカルト的な所があるのかも知れません。
        2A3シングルアンプ、音は分かりませんが、かっこいいフォルムですね。
        先生の著作で、lPodで楽しむ 真空管&D級アンプ、の本も購入しておりまして、
        ここにも2A3アンプが、記載されていますね。
        ご紹介いただいたWebページのものと、併せて勉強させて頂きます。
        いつも本当に有難う御座います。

        • オーディオやギターは大いにオカルト的なところがありますね。僕はわりと肯定派です。

          僕は仕事上は工学畑なので、工学者にたくさん会ってますが、彼らの大半はオカルト否定派で、さらにオカルトを憎んでいる人も多いです。しかし、僕は逆ですね。あと、世の工学上がりのオーディオ趣味の人は、往々に、その趣味においても仕事の延長にしてしまい、厳密に工学を適用してオカルトなどとんでもない、という人が多いですが、僕はそれがいいとは思いませんねえ。

          最近の僕なんか、真空管ギターアンプ(オーディオも)を設計するとき、まず、真空管の名前を決めるところから始めるぐらいで。特性より名前の方が大切なんです(笑)

          ということで、お互い、楽しんで工作しましょう! 

  3. 林先生こんにちは。
    原理などよくわからないままアンプを作っており、わからないことがあると先生のサイトをみて勉強させていただいております。

    マラード型位相反転回路についてなのですが、マラード型の場合グリッドに直流電圧が出るのものなのでしょうか。
    信号が入ってくる側ではない方の真空管は、グリッドはコンデンサを経由してグランドに落ちると思うのですが、過去に作ったアンプではこのコンデンサに100v弱の直流電圧がかかっていました。ここには直流電圧はかからないと思っていたので、低耐圧のコンデンサをつかっていました。あわてて耐圧の高いものに変えました。

    測り間違えか勘違いならそれでよいのですが、本当に直流電圧が出るとすれば、どのような理屈でそうなるのでしょうか。
    調べてみたもののよくわからず、質問させていただきました。
    よろしくお願いします。

    • hanadaさん

      はい、マラード型のグリッドにはけっこう高い電圧、出ます。ご覧になったかもしれませんが、マラード型の原理は以下にあります。

      http://hayashimasaki.net/tubebook/tubebook16.html#1

      共通カソードの値が22kΩとか33kΩとか大きいのが特徴で、これを大きくすることで位相反転のバランスが取れます。で、ここの抵抗が大きいということは、電流が流れると直流的に高い電圧が出るので、それがそのまま両グリッドにかかります。

      見てみると、Blues Jrでは、グリッドは60Vぐらい出てて、0.1μFのコンデンサの耐圧は250Vのを使ってますね。

      • ご回答ありがとうございます!

        まだ理解できていないのですが、バイアスが深いからグリッドに高い電圧が出るということでしょうか?

        • いや、そうではなくてバイアスは適性バイアスです。文で説明しにくいですが、共通カソード抵抗は2本ついてて、その下側は33kとか大きいですが、その上に820Ωとか小さい抵抗がついてるじゃないですか。その820Ωの両端に出る電圧がバイアス電圧です。たぶん、だいたい2V弱で適性です。

          グリッドのバイアス電圧というのは、グラウンドから測るのではなく、カソードから測ります。もし、仮に33kの両端が60V、820Ωの両端が2Vだとすると、グリッドをグラウンドから測ると60V、カソードをグラウンドから測ると62Vになります。したがって、バイアス電圧は60-62で、-2ボルトになります。

          • もともとの疑問の件とバイアスは別の話と理解しました。

            > グリッドをグラウンドから測ると60V

            この電圧はグリッドから出ている電圧というより、下図で言うとカソードから R3,R5 経由で回り込んできているということでしょうか。。
            http://hayashimasaki.net/tubebook/mullard.jpg

            • はい、その通りです。
              グリッドは基本、電流が流れないので、電圧が出てくることは無く、外からの言いなりなんです。

              • ありがとうございます。なんとなく理解できました。
                回路図でパーツの耐圧が記載されていないケースも多いので、分かっていないと怖いですね。

  4. こんにちは!
    今までvoxのpathfinder10を使ってオーバードライブ(アンプ自体にエフェクタースイッチがありました)を使っていましたがとうとう壊れたので、林さんの真空管ギターアンプを作ろうかなと思っているのですが、そのアンプのゲインをグイグイ上げてボリュームを下げると良い感じのオーバードライブサウンドが得られるでしょうか?
    エフェクターはみんな高いのでアンプだけで済ましたいんです(笑)
    リッチー・ブラックモアのmade in Japanのsmoke on the waterの音を出して一度弾いてみたいんです。

    • 揚げナスさん

      返事が遅れてすいません!

      僕のサイトに載っているFender Champ風のアンプは、あんまりたくさんは歪まないんです。以下は、SGのハンバッカーのギターピックアップを入れて、音量を(たぶん)フルアップして、そのLINE出力を別のアンプで鳴らした音です。

      http://hayashimasaki.net/tubebook/samplebluesplay.mp3

      オーバードライブエフェクター的な使い方です。歪むと言ってもこのぐらいです。あとシングルコイルのストラトとかをつなぐと、歪みはもっと減ります。

      やっぱり、リッチーのような音ってことになると、増幅段はもう1段は欲しくなりますね。彼の使ってたのはMarshallでしたよね。

      • なるほど。。。。
        一つ思ったのですが歪というのはアンプのどこかの抵抗の定数を弄くればガンガンに歪ませたりまたは、クリーンにしたりということではないのでしょうか?(その抵抗をポットにしてリアにくっつけたのがゲインだと思ってます。)

        それでゲインをほとんどマックスにしてマスターボリュームで絞ればいいと思うのですが違いますでしょうか?
        僕はほとんどロックサウンドしか使わないのでハイゲインアンプでfender champを仕立て上げたいです。

        • アンプでゲインを稼ぐのは真空管アンプでは「真空管」なので、ゲインを単純に上げたいときは真空管の本数を増やしたり、増幅率の高い真空管を使ったりします(たとえば、増幅率の低い12AT7が使ってあったら、それを増幅度の高い12AX7に替えるとか)

          Fender Champは回路図を見ると分かりますが、増幅の真空管は3つです(12AX7の中に2個分入ってて、あと、整流管5AR4という増幅に関係ない真空管も入ってるので、単純に本数と一致しないんですが) 真空管が3つはハイゲインアンプには普通は不足で、4つから5つ使います。

          抵抗の値をいじるとアンプとしての増幅率はもちろんいくらか変わりますが、抵抗が信号増幅しているわけではないので、抵抗をいじっても、ゲインは劇的に大きくなることはありません(低くはなりますけど)

          あと、Fender Champはマスター・ゲインの2ボリュームじゃなくて、ワンボリュームですから、歪むまでボリュームを上げると、音がむちゃくちゃでかくなります。

          • ではロックなサウンドを真空管アンプで鳴らすには3段は必要何ですね。。
            分かりました。どうもありがとうございました。

            • このサイト上の僕の記事だと、「1Wミニアンプ」がわりとロックもカバーします。

              音源: https://youtu.be/wPZ5_lkveUA (ロックのトーンは後半)

              あと、もっと激しく歪むメタル系アンプは「SOLDANO型ミニアンプ」です。

              音源: http://hayashimasaki.net/WP2/category/soldano%e5%9e%8b%e3%83%9f%e3%83%8b%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%97%e4%bb%ae%e7%b5%84%e3%81%bf%ef%bc%88%e9%9f%b3%e6%ba%90%e3%81%82%e3%82%8a%ef%bc%89/

              FenderChampアンプは、どっちかっていうとブルース系ですね。

              上記の2つのミニアンプのプロジェクトはやりかけで放置してあって、きちんと完成させて製作記事にするといいんですけどねえ。ヒマができたらやります!

  5. 林様
    初めまして、こんにちは。

    4月に緊急事態宣言が発令し外出自粛となってから、
    書籍「真空管ギターアンプの工作・原理・設計」を購入しギターアンプの製作を始めたものです。

    エフェクター製作はしていましたがアンプの製作は初めてでしたので、
    高圧を扱うリスクを書籍を読み把握し、5月ごろからコツコツと進めてきました。
    先月無事にアンプの製作が出来ましたのでご報告にきました。

    書籍とWebサイトの情報のおかげで大きなトラブルもなく、
    正常動作し、電圧チェックも問題ありませんでした。

    クリーンがとても気持ちよくギターを弾くのが一段と楽しくなりました。
    やはり5Wでも音がでかいので歪ませる時は、自作のアッテネーターつないでいます。(L-PADで製作しました。)
    コロナの影響で生活に様々な影響が出ていますが、林様のおかげで前向きにステイホームを過ごせました。
    本当にありがとうございます、感謝しております。

    インスタグラムに製作過程をアップしましたのでよろしければご覧ください。
    しばらく球転がしをして楽しみたいと思います:)

    自分の手でフルチューブのギターアンプを作れるとは思っていなかったので、
    無事に音が出た時は本当に感動しました。
    貴重な経験となりました、ありがとうございました!

    • BIL様

      すばらしいですね!
      自分で初めて作ったアンプの音が出たときって、本当に感動しますよね。すごくよく分かります。
      これを機にぜひチューブアンプの世界へ! 真空管オーディオアンプもなかなかですよ(笑
      ご連絡ありがとうございました!

  6. こんにちは。
    おかげさまでアンプを一応完成させることが出来ました。
    ただ非常に危なくてまだとても演奏には使えず修正が必要な状態です。

    試運転でバイアスをプレート損失の50%(25mA)ほどに設定したのですが、
    強く弾くとカソードに130mAほどの電流が流れてしまい、
    しばらくするとプレートがオレンジ色に光ってきたので慌てて電源を落としました。
    これはフェイズインバーターの出力を上げてRgを大きくしたのが原因かもしれません。
    一応パワー管のデータシートに記載されているRg上限値よりは低くしてありますが、
    フェイズインバーターのプレート電圧は結構高めになっています。
    前段のプレート電圧というのはどれほどバイアス電圧に影響するものなのでしょうか。

    • ちょっと急ぎ返事ですが

      > フェイズインバーターのプレート電圧は結構高めになっています。
      > 前段のプレート電圧というのはどれほどバイアス電圧に影響するものなのでしょうか。

      前段とパワー段の間にはコンデンサが入っているはずなので、前段のプレート電圧はパワー管のバイアスと関係ありません。Rgは220kΩでしょうか、たかだか。

    • 配線とか抵抗値とかに問題が無いとすると、プレート赤熱は、Rbを介した熱暴走ですかねえ。。? ちょっとこれだけでは判断難しいですね。

      あと、なにはともあれ現在の回路図が無いことには、なんとも言えませんので、回路図を見せてもらえますでしょうか?

      • やはりRgを大きくしすぎたのが原因で、低くしたら問題なく作動しました。
        データシートに書かれている限界値より低かったのですが過大入力で使うことが前提のギターアンプには当てはまらなかったのかもしれません。
        お騒がせしてすいませんでした。

        話は変わりますが、1Wミニアンプ制作の記事にあるこちらの回路図のEQセクションを見ていて気になった事があります。
        http://hayashimasaki.net/WP2/wp-content/uploads/2012/03/%E5%86%99%E7%9C%9F.jpg
        抵抗値の大きいポットを使用していたり、Bカーブを使用していたり、BASSノブで動かす帯域が3.3KHz以下だったりと、
        オーディオアンプのEQとはかなり趣が違いますが、ギターアンプで用いる際にはやはり色々と違うのでしょうか。
        私もFenderタイプのEQは使いにくいと思っていたのでオーディオEQに興味があるのですが、Fenderタイプよりも利得の目減りが抑えられたりするのでしょうか。
        もしそうなら交流抵抗が低いFenderタイプと違って前段のゲインも確保出来ますし至れり尽くせりだと思うのですが、どこのメーカーも採用していないのが不思議です。

        • Rgで直ってよかったです。

          この回路はたしかにオーディオ由来で、どっかのギターアンプでも採用されてるみたいです(どこか忘れたんですが) TrebleとBassにB型VRを使って、両方とも半分の位置にすると周波数特性がフラットになるのが特徴です。僕は、チューブアンプのフラット特性の音が好きなので、これを使ってたりします。

          ちなみに、挿入損失はFender型とあまり変わりません。だいたい20dBちょっとの減衰です。

          前にも書きましたが、ゲインはあんまり関係ないと思います。このトーンコントロールの場合も、会社がこのオーディオ型を採用しないのは、音の個性で決めたことだと思います。特に、Fender型、そしてそれを引き継いだMarshall型のトーンコントール回路は、Treble、Middle、Bassをすべて半分(またはフルアップ)にした状態で、中域がボコっと落ち込んだ周波数特性になり、いわゆるドンシャリの音になってます(ハイとローが強調され、ミドルが抜けている)

          トーンコントロールのシミュレータをご存じですか? PCがあれば、これをインストールするといろんなトーンコントロール回路を素子値を変えてシミュレートできます。

          http://www.duncanamps.com/tsc/

          僕の回路も、ここの中にあります。

          あと、オーディオとギターでは、トーンの周波数特性は異なりますし、どこにポイントを持って来るかで、だいぶ音が変わると思います。

  7. 色々調べてみましたが、分からない事なので質問ですが
    プリ管の本数による音の違いが判らないので
    ご説明お願いします。

    • 真空管ギターアンプの音は、プリ管の本数以外に10も20も要因があって、大変難しい問題なので、一言ではとても答えられないのですが、一般に、プリ管の本数が増えるとゲイン(増幅率)が増え、ギターアンプの場合だとギターの音の歪みが増えます。

      たとえば、メタルのギターのあのえぐい歪は、エフェクターで出す場合もありますが、ギターアンプ本体で出す時は、プリ管の本数の多い、一般に「ハイゲインアンプ」というものを使います。僕はブルースギタリストなので、イマイチ、ハイゲインアンプのことは分からないのですが、たとえば、Mesa Boogieのギターアンプなんかは、それらしいです。

      本数だけでなく、どんな真空管をどのように使うか、どこで歪ませるか、周波数特性をどうするか、電源をどうするか、などなどたくさんの要因が一体になって音を作ってます。あと、エレキギターの音の良し悪しや「どんな音」という評価も、結局は主観的で人それぞれですので、そういう意味でも、「こうだ」と答えられないんです。

  8. こんにちは。
    いつも参考にさせて頂いています。
    現在アンプを制作中で、エフェクトループをどうすべきか思案しております。

    インプット段 – ゲイン段 – EQというオーソドックスなBassmanタイプで、
    EQの手前が12AU7のカソードフォロアになっており負荷抵抗が18k、
    TrebleとBass,Mid間の抵抗が47k、Midポットが25kなのですが、
    SendをEQの直後に付けた場合の出力インピーダンスは15k,47k+(0-25k)の合成値と考えてよろしいでしょうか。

    もしそうなら十分な低インピーダンスなのでそのままSendを付けようかと思っているのですが、
    色んな機種の配線図を調べてみてもそういった構造のアンプは見当たらないので正しいのかが不安です。
    Sendの手前にはどのアンプも必ずカソードフォロアが配置してありますが、
    EQ手前にカソードフォロアがあってもSendの手前にも改めて付けるべきなのでしょうか。

    お知恵を拝借させていただけると幸いです。

    • こんにちはー

      結論から先に言うと、直は止めた方がよく、カソードフォロアを入れた方がいいと思います。

      Send端子の前に入れるカソードフォロワーは、低インピーダンスで送り出す、という他に、前の回路と分離する(バッファー)という働きがあります。Send出力の後につなぐエフェクターに何が来るか分からない場合、たとえば、ひどく低いインピーダンスで受けられてしまうことも考えられます。で、たとえば10kとかの低い入力インピーダンスのエフェクターをSend端子につないじゃうと、Sendの直前の回路が真空管なら負荷抵抗がその10kに引きずられて交流動作点がずれますし、トーン回路であれば10kのせいで時定数が変わり周波数特性も変わってしまいます。

      もっとも、カソードフォロワーの出力であっても、10kで受けられてしまうとカソードフォロワー自体の負荷抵抗が狂って、まずいでしょうが、その辺、あんまり追及したことなかったです。今度、見てみます。

      むかしのFuzz faceとか、ふつうのエミッタ接地のトランジスタの入力むき出しなんで、入力インピーダンス10k以下なような気がします(トランジスタはあまり詳しくない。。。) そのせいでFuzz faceにエレキ直につなぐと超モコモコになっちゃいますしねー もっとも、Jimi Hendrixとかそれも込みで鳴らしちゃうんで、結局ギタリストの腕ですが(余談でした 笑)

      • 詳しく解説して頂いてありがとうございます。
        やはりそういった構造のアンプが存在しないのには理由があったのですね。

        既にシャーシの穴開けをしてしまった後なので真空管は増やせず、
        EQ前のカソードフォロアをEQ後に移動させるしかないのですが、そうなると別の問題が出てきてしまいます。
        実はこのカソードフォロア、EQ前の低インピーダンス化が目的ではなく、
        2つのチャンネルを合流させるための「合流段」として使っています。

        Bassmanだとゲイン管のグリッド手前で330kの抵抗を使って合流させていますが、
        今作ってるアンプはBassmanと違って各チャンネルのキャラクターが全く異なるもので、
        ゲイン管前で合流させると互いのゲインポットが干渉して想定した音とは違う物になってしまいます。
        また、キャラクターの違いを鮮明にさせる目的もありゲイン段は独立させてその後に合流する設計にしたのですが、
        EQ前で問題無く合流させる方法が思いつかなかったので間に合流段としてカソードフォロアを挿入しました。

        https://robrobinette.com/images/Guitar/Deluxe_Models/68_Custom_Deluxe_Reverb_Service_Manual.pdf
        色んな2チャンネルアンプの合流方法を調べてみましたが、例えばこちらのCustom Deluxe Reverbは、
        V1BとV2Bのプレートを単に直結しているだけで、負荷抵抗が合成されて50kという低い物になってしまっています。
        間にコンデンサを挟めば直流抵抗は良いとしても、交流抵抗の問題は残ったままで、
        その後に来るEQのRg抵抗値が低いということもあり、こちらも問題がありそうです。

        コンデンサで挟み、さらに両側に100kの抵抗を付けて合流させる方法も考えましたが、
        Rgの手前に抵抗を付けてしまうと分圧でゲインが下がってしまうのでこれも厳しい。
        EQを2系統分作ってその後に合流させようとも考えましたがポットを3つ増やすスペースが無く、
        デュアルポット使用も考えたもののEQに使える都合のいいものが見つからずに断念しました。

        信号の合流についての情報はなかなか見つからず、試行錯誤を繰り返している最中です。
        何か良い妙案がありましたらご教示頂けると幸いです。

        • 合成のこと、僕もあまり知らないんですが、そもそも、まずBassmanのどの回路のことかが分からず、また、作っているアンプの回路図も無いので、イマイチ言葉で説明されても分からないのですが。。。

          Bassmanっていうと、いちばん有名っぽい5F6かなあ、って思っちゃいますが、これのことじゃないみたいですね?

          https://www.thetubestore.com/lib/thetubestore/schematics/Fender/Fender-Bassman-5F6-Schematic.pdf

          • 説明不足で申し訳ありません。
            ベースになっているアンプはおっしゃる通り5F6です。
            5F6と違うのは合流点が2つ目の真空管のグリッド直前ではなく、それぞれ別の真空管を通った直後のプレートとEQの間になっています。

            真空管を通った直後に2系統を合流させることで負荷抵抗が並列になってしまったり、その対策のために抵抗やコンデンサーを付けると、
            その後に来るEQの低いインピーダンスとの兼ね合いで減圧されてしまうので、影響を最小限にしつつうまく合流させる方法を模索しているという話でした。

          • https://robrobinette.com/images/Guitar/Deluxe_Models/68_Custom_Deluxe_Reverb_Schematic.jpg

            こちらのアンプのように2系統を2つ目の真空管の後に合流させようと考えています。
            このアンプはV1BとV2Bのプレートを単純に直結しているだけで、100kの負荷抵抗2つが並列になり50kという低い数値になってしまっていますが、
            これを双方200kにすればどちらの真空管も負荷抵抗100kとして作動させ、問題無く合流させられるでしょうか。

            それとも負荷抵抗は100kのままで、コンデンサーや抵抗を挟んだ上で合流させるべきでしょうか。
            その場合、インピーダンスが最大72kしか無いEQ手前の合流なので、分圧で信号が減衰してしまう恐れがあります。

            デメリット無しに合流させるのは難しいと思いますが、デメリットの少ない方法がありましたらご教示頂けると嬉しいです。

          • なるほど。事情、分かりました。

            あっちを立てればこっちが立たず、みたいな感じですね。いちばんいいのはカソードフォロアを一発入れることでしょうが、それはできないんですもんね。

            真空管のプレートとカソードをつないで負荷抵抗が100kから50kに落ちる件ですが、たぶん2、3割ゲインが落ちると思いますが、それが嫌、って感じですか?

            負荷抵抗を200kにすればたしかに並列で100kになりますが、直流バイアスがずれるでしょうから、カソード抵抗の調整が必要でしょうね。そうすれば200kでも問題ないと思います。ただ、おっしゃる通り、コンデンサを通して次のわりとローインピーダンスのEQにつながっているので、プレート抵抗が100kでも200kでも交流負荷はそれほど変わらず、ということはゲインもあまり変わらない気もします。ちゃんと計算とかしないとはっきりは分かりませんが。

            あと、真空管2本を結合せずに、コンデンサで挟んで抵抗で合成するとしても、その抵抗値を100kにするのが330kにするのか、極端にはゼロにしちゃうのかで、いろいろ変わりますよね。

            ここから先は僕の考えですが、この場合、理論的にあれこれ考えていてもなんとも言えず、やってみて、ギターの音を聞いてみるのがいいかな、と思います。

            • アドバイス頂きましてありがとうございます。
              やはり実際に試してみるしかないですね。

              プレート直結の場合、負荷抵抗が並列になるだけでなく各真空管の内部抵抗も並列になるので
              ロードラインの引き方やカソード抵抗の決め方など計算の苦手な私には手に負えません。
              コンデンサーと抵抗を使って直流的には分離するやり方にしようかと思います。
              例えば両側に330k付けて合流した場合、交流抵抗値は大幅に上り真空管のゲインは増しますが、
              その後のEQがローインピーダンスなため分圧されて結局ゲインは下がってしまいます。
              そのプラスマイナス(マイナスのが大きいとは思いますが)が一番マシになる抵抗値をVRを使って探ってみようかと思います。

              最後に3点ほど質問があるのですがよろしいでしょうか。

              1点目ですが、初段で極力ゲインを稼いで2段目のゲインは諦めるという考え方もあったものの、
              12AX7は入力インピーダンスを高くし過ぎると内部の静電容量の影響でハイ落ちするらしいので躊躇しているのですが、
              その現象はボリュームポットにハイパスコンデンサーを付けて高音成分だけ抵抗を通さないことで回避出来ないでしょうか。
              もし出来るのであれば負荷抵抗とボリュームポットに抵抗値の大きいものを使って初段でゲインを稼げるので、2段目での妥協の余地を大きく出来そうです。

              2点目は位相反転回路のゲインについてです。
              5F6と同じムラード型を採用しているアンプが多いですが、そのほとんどが5F6同様に負荷抵抗82k,100kでRg220kです。
              素人考えではこれらの抵抗を大きくしてゲインを稼げそうだと思ってしまいますが、そうしているアンプが無いことを鑑みるとやはりデメリットがあるのでしょうか。

              3点目はシールド線についてです。
              シールド線を使うべき箇所は入力ジャックからグリッド、ボリュームポットからグリッドのような「電流が流れなくて」尚且つ「インピーダンスの高い」箇所だという認識なのですがこれは正しいでしょうか。

              沢山質問してしまって申し訳ありません。

            • 質問1について説明不足だったので補足します。
              ボリュームポットの抵抗とグリッドカソード間の静電容量が組み合わさった見えないローパスフィルターの影響で、ボリュームポットの抵抗値が大きいほど(特に小音量ほど)高域成分が失われてしまうので、ハイパスコンデンサーをボリュームに付けて高域成分のみを抵抗を通さずグリッドに入力すればローパスフィルターの影響を受けずに済むかどうかという質問でした。
              小さい容量のコンデンサは可聴領域の抵抗値が結構高いらしいので結局影響は受けてしまうのでしょうか。

              • > ロードラインの引き方やカソード抵抗の決め方など計算の苦手な私には手に負えません。

                たしかに交流設計まで考慮すると、だいぶ複雑で面倒ですから、僕だったらカットアンドトライでやっちゃうと思います。ただ、これにしても、次段がEQでローインピーダンスというのが、割とネックですね。

                > 例えば両側に330k付けて合流した場合、交流抵抗値は大幅に上り真空管のゲインは増しますが、

                この330kは真空管の負荷抵抗の100kに並列に入るので、真空管のゲインは増さず、逆に下がるはずです。330kを150kにすればもっと下がります。

                > その後のEQがローインピーダンスなため分圧されて結局ゲインは下がってしまいます。

                これは、その通りですね。かといって上述通り330kを下げて行くと真空管のゲインが下がりますしね。トレードオフになりますね。

                > 1点目ですが、初段で極力ゲインを稼いで2段目のゲインは諦めるという考え方もあったものの、
                12AX7は入力インピーダンスを高くし過ぎると内部の静電容量の影響でハイ落ちするらしいので躊躇しているのですが、

                これは初段を12AY7から12AX7にする、ということでしょうか? 12AX7はたしかに入力の容量が100pFぐらいあり、12AY7よりずっと大きいです。しかし、100pFぐらいではそれほどはハイ落ちせず、たぶん分からないと思います。初段に12AX7を使うのはギターアンプの定番中の定番なので、いいんじゃないでしょうか。

                ただ、もちろん、12AY7を使った時とはトーンキャラクタが変わります。どう変わるかは、なんとも言えません。

                > その現象はボリュームポットにハイパスコンデンサーを付けて高音成分だけ抵抗を通さないことで回避出来ないでしょうか。

                もし、十分にハイ落ちしていて、それを補償したいのなら上述も手です。これはいわゆる「Bright」回路ですね。以下に解説のあるやつですよね?

                http://hayashimasaki.net/tubebook/tubebook18.html#2

                > もし出来るのであれば負荷抵抗とボリュームポットに抵抗値の大きいものを使って初段でゲインを稼げるので、2段目での妥協の余地を大きく出来そうです。

                負荷抵抗を大きく、VRに高抵抗を使うと、たしかにゲインは若干上がりますが、たいして上がりません。以下のページの5式が三極管のゲイン計算式です。

                http://hayashimasaki.net/tubebook/tubebook21.html#6

                この計算式によると、仮に12AX7で、交流負荷が100kから200kになっても、ゲインは55倍から71倍に上がるだけです。たかだか3割程度です。

                > 2点目は位相反転回路のゲインについてです。
                5F6と同じムラード型を採用しているアンプが多いですが、そのほとんどが5F6同様に負荷抵抗82k,100kでRg220kです。
                素人考えではこれらの抵抗を大きくしてゲインを稼げそうだと思ってしまいますが、

                前の12AX7の回路もそうですが、負荷抵抗を大きくしてゲインを稼ごうとすると、大きな負荷抵抗のせいで、直流バイアスを変えなければならず、プレートに流れる電流が減ります(たとえば1mAが0.5mAになっちゃうとか)、そうなると、真空管の特性上、ゲイン(増幅率μ)が下がります。なので、負荷抵抗を大きくすればどんどんゲインが上がるわけではないのです。なので、実際はたいして上がらない、という結果になることが多いです。

                それから、プレート電流があまりに小さくなると、交流設計が厳しくなって、真空管でクリップしやすくなったり、いろいろ面倒です。

                > そうしているアンプが無いことを鑑みるとやはりデメリットがあるのでしょうか。

                そうですね、上で書いたようにいろいろあります。

                それから、お話を聞いていると、ゲインと周波数特性をかなり気にされていますが、アンプの音は、その二つだけでは決まりません。特にギターアンプは、いたるところで信号が歪むので、歪特性がかなり効きます。あと、ゲインが大きければいいというわけでも無いです。アンプのどこでどのように、どんな風な周波数特性で歪ませるか、が効いてきて、結局は主観的なもので、経験的な部分が大きいです。

                > 3点目はシールド線についてです。
                シールド線を使うべき箇所は入力ジャックからグリッド、ボリュームポットからグリッドのような「電流が流れなくて」尚且つ「インピーダンスの高い」箇所だという認識なのですがこれは正しいでしょうか。

                はい、それに加えて「信号が小さいところ」ですね。なのでほとんど初段です。インピーダンスの高い箇所は外来のノイズを拾いやすいのでシールド線を使います。あと、発振防止にもなるので、初段以外でも使うこともあります。

                ただ、シールド線には容量があり、10cmで20pFとかです。以下にあります。

                http://hayashimasaki.net/tubebook/tubebook15.html#4

                あまり長く引き回すと容量のせいでハイ落ちします。ただし、このていどのハイ落ちは前述の真空管の入力容量も含めて、ギターアンプではほとんど問題にならないことの方が多いです。一方、ハイエンドオーディオアンプではだいぶ問題になります。

                • 色々と教えて頂いてありがとうございました。
                  アドバイスを参考にしつつ制作に取りかかろうかと思います。

                  合流の際に両chの抵抗が並列になる話ですが(前回最後の質問だと言ったのですがすいません・・・)
                  前段の負荷抵抗が両ch共に100k、カップリングコンデンサーと200kを直列に繋いだ後に合流し、その先のRgが1Mの場合、
                  分圧の計算は200kと1Mではなく200kと230k(1M,300kの合成値)で行うという理解でよろしいでしょうか。

            • > ロードラインの引き方やカソード抵抗の決め方など計算の苦手な私には手に負えません。

              たしかに交流設計まで考慮すると、だいぶ複雑で面倒ですから、僕だったらカットアンドトライでやっちゃうと思います。ただ、これにしても、次段がEQでローインピーダンスというのが、割とネックですね。

              > 例えば両側に330k付けて合流した場合、交流抵抗値は大幅に上り真空管のゲインは増しますが、

              この330kは真空管の負荷抵抗の100kに並列に入るので、真空管のゲインは増さず、逆に下がるはずです。330kを150kにすればもっと下がります。

              > その後のEQがローインピーダンスなため分圧されて結局ゲインは下がってしまいます。

              これは、その通りですね。かといって上述通り330kを下げて行くと真空管のゲインが下がりますしね。トレードオフになりますね。

              > 1点目ですが、初段で極力ゲインを稼いで2段目のゲインは諦めるという考え方もあったものの、
              12AX7は入力インピーダンスを高くし過ぎると内部の静電容量の影響でハイ落ちするらしいので躊躇しているのですが、

              これは初段を12AY7から12AX7にする、ということでしょうか? 12AX7はたしかに入力の容量が100pFぐらいあり、12AY7よりずっと大きいです。しかし、100pFぐらいではそれほどはハイ落ちせず、たぶん分からないと思います。初段に12AX7を使うのはギターアンプの定番中の定番なので、いいんじゃないでしょうか。

              ただ、もちろん、12AY7を使った時とはトーンキャラクタが変わります。どう変わるかは、なんとも言えません。

              > その現象はボリュームポットにハイパスコンデンサーを付けて高音成分だけ抵抗を通さないことで回避出来ないでしょうか。

              もし、十分にハイ落ちしていて、それを補償したいのなら上述も手です。これはいわゆる「Bright」回路ですね。以下に解説のあるやつですよね?

              http://hayashimasaki.net/tubebook/tubebook18.html#2

              > もし出来るのであれば負荷抵抗とボリュームポットに抵抗値の大きいものを使って初段でゲインを稼げるので、2段目での妥協の余地を大きく出来そうです。

              負荷抵抗を大きく、VRに高抵抗を使うと、たしかにゲインは若干上がりますが、たいして上がりません。以下のページの5式が三極管のゲイン計算式です。

              http://hayashimasaki.net/tubebook/tubebook21.html#6

              この計算式によると、仮に12AX7で、交流負荷が100kから200kになっても、ゲインは55倍から71倍に上がるだけです。たかだか3割程度です。

              > 2点目は位相反転回路のゲインについてです。
              5F6と同じムラード型を採用しているアンプが多いですが、そのほとんどが5F6同様に負荷抵抗82k,100kでRg220kです。
              素人考えではこれらの抵抗を大きくしてゲインを稼げそうだと思ってしまいますが、

              前の12AX7の回路もそうですが、負荷抵抗を大きくしてゲインを稼ごうとすると、大きな負荷抵抗のせいで、直流バイアスを変えなければならず、プレートに流れる電流が減ります(たとえば1mAが0.5mAになっちゃうとか)、そうなると、真空管の特性上、ゲイン(増幅率μ)が下がります。なので、負荷抵抗を大きくすればどんどんゲインが上がるわけではないのです。なので、実際はたいして上がらない、という結果になることが多いです。

              それから、プレート電流があまりに小さくなると、交流設計が厳しくなって、真空管でクリップしやすくなったり、いろいろ面倒です。

              > そうしているアンプが無いことを鑑みるとやはりデメリットがあるのでしょうか。

              そうですね、上で書いたようにいろいろあります。

              それから、お話を聞いていると、ゲインと周波数特性をかなり気にされていますが、アンプの音は、その二つだけでは決まりません。特にギターアンプは、いたるところで信号が歪むので、歪特性がかなり効きます。あと、ゲインが大きければいいというわけでも無いです。アンプのどこでどのように、どんな風な周波数特性で歪ませるか、が効いてきて、結局は主観的なもので、経験的な部分が大きいです。

              > 3点目はシールド線についてです。
              シールド線を使うべき箇所は入力ジャックからグリッド、ボリュームポットからグリッドのような「電流が流れなくて」尚且つ「インピーダンスの高い」箇所だという認識なのですがこれは正しいでしょうか。

              はい、それに加えて「信号が小さいところ」ですね。なのでほとんど初段です。インピーダンスの高い箇所は外来のノイズを拾いやすいのでシールド線を使います。あと、発振防止にもなるので、初段以外でも使うこともあります。

              ただ、シールド線には容量があり、10cmで20pFとかです。以下にあります。

              http://hayashimasaki.net/tubebook/tubebook15.html#4

              あまり長く引き回すと容量のせいでハイ落ちします。ただし、このていどのハイ落ちは前述の真空管の入力容量も含めて、ギターアンプではほとんど問題にならないことの方が多いです。一方、ハイエンドオーディオアンプではだいぶ問題になります。

  9. 始めまして。
    2点質問があるのですがよろしいでしょうか。

    1点目は設計についてなのですが、まず最終段で必要なグリッド信号電圧がいくら位になるかを決定して、一つ前の段の出力が必要なグリッド信号電圧になるように設計する、という作業を前段に向かって行っていけばよいのでしょうか(例えば最終段で必要とされるグリッド信号が便宜的に60vだとした場合、前段の出力信号が60vになるように各種定数を決めていけばよいのでしょうか)。

    2点目なのですが、下記のアンプを作ってみようと思っています。
    https://jjs.at/electronic/class_a_subminiature.html

    6021の増幅度が大体25〜30程度程のようなので単純に増幅度25と過程するとギターの入力信号が15mv程度だとしても0.015 * 25 * 25 * 25 = 234vになってしまい、最終段のグリッド信号が234vになるような計算になってしまうのですが根本的に何か理解が間違っておりますでしょうか。それともギターアンプで歪ませる場合はグリッドにこのような過多な入力がかかることもままあることなのでしょうか。

    以上、よろしくお願い致します。

    • > 0.015 * 25 * 25 * 25 = 234vになってしまい
      すみません。回路をよく見たら抵抗でざっくり半分程度の電圧に分圧されているようなので最終段の入力は入力は30v程度かもしれないです。

    • こんにちは。

      まず1点目のご質問ですが、その通りでよいのですが、その設計は無歪で増幅することが前提のオーディオアンプの場合で、ギターアンプではそういうやり方は普通しません。

      オーディオアンプでは、最終段で無歪で(クリップせずに)最大出力を出す時のグリッドへの入力電圧を求めて(例では60V)、それを順々に前段に向かってやっていって、入力電圧のところまで辿ります。

      で、オーディオパワーアンプでは、ふつう、入力端子のところで実効値で1Vていどを入力したときに最大出力が出るように設計するのが標準なので、先の例の60Vを実効値だとすると、前段で60倍に増幅すればいいことになり、60倍増幅1段か、約8倍(= √60)の増幅2段か、という風に決めて行きます。

      一方、ギターアンプでは逆に歪増幅が前提なので(どうやってカッコよく歪ませるか)、一意に決めて行く方法は無いと言ってよく、むしろノウハウ優先な感じです。ある程度のセオリーはあるんですが(どこでどうやって歪ませると、どういうギター音になるか、みたいなセオリー)、僕も自分の本やサイトではそこまで踏み込んでません。

      次に2点目ですが、その計算自体は間違ってません。入力のギター信号が1mV以下とか十分小さければ、その通りになります。しかし、エレキギターの出力は普通、1mVとかの静かな音から、思い切り弾くと1V超えの信号まで出て来るので、真空管のどこかで歪むのが常態です。

      で、ギター出力が15mVのときに、では、グリッドに234vかかるかというと、それは普通無くて、前の増幅回路の出力では、出て来る信号電圧に上限があります(たとえば100Vとか65Vとか設計いかんです) この例の234Vがもしp-p値だとしても、真空管のプレートに供給されているB電圧が例えば200Vとかだと、どんなにがんばってもp-pで200V以上の信号は出ません。

      というわけで、その上限値以上の信号が入ると、クリップして歪みます。ギターアンプでは、増幅段の至る所でそのクリップが起こる感じになってます。

      で、じゃあ、たくさん増幅したせいで途中でグリッドに200Vとかの恐ろしい信号電圧がかかちゃうとどうなるかというと、別に壊れるわけじゃなく、そこでもっと激しい歪になるんですが、それぐらいの事態になると、コンデンサや抵抗のいろんな時定数でかなりひどい挙動を示すので、かなりの異常事態になります。しかし、世の中のヘビメタの人たちとかが好む、いわゆる「ハイゲインアンプ」と呼ばれているギターアンプは、この異常事態をうまくコントロールして、あのエグイ音を出します。

      ハイゲインアンプには発振しやすい問題もあるし、それはそれでたくさんのノウハウが必要で、本場のアメリカとかでは様々に議論されていますが、あんまり表に出て来ないですね。

      ちなみに僕はブルースギタリストで、ヘビメタじゃ無いので、その辺は、それほどフォローしてません。その辺の専門家になれると、日本では珍しいので有名になれる(?)かもしれません(笑

      • この度は詳細なご返信ありがとうございます。いろいろ勉強になりました。

        まずは回路図通りに作ってみて、その後色々調整してみようと思います。

  10. ヒーター配線について。
    こんにちは。先日はお世話になりました。
    2台目のギターアンプ作成中です。
    既製品のアンプ(JET CITY 100W)のシャーシを利用して中身総取り換えで作るのですが、以下のような真空管やトランスの配置になっています。
    https://i.imgur.com/5KpGsOr.jpg

    ヒーター配線をやっていたのですが、(赤、緑でツイストしているケーブルです)
    プリ管の方はシャーシのフロントパネル側のすみに這わせてみました。
    このままだとヴォリュームやスイッチを付けまくった所のすぐ近くを通るので次のやり方のほうがいいのかなと疑問に思いました。
    https://i.imgur.com/55CjKTc.jpg

    どちらがいいかご意見をうかがえないでしょうか?

    ちなみに画像の左側2本のプリ管はDC点火予定です。

    • 3本のプリ管のヒーターはAC点火なので、おっしゃる通りボリュームスイッチ側にしない方が無難でしょうね。左2本のプリ管はDC点火ということで、どこを這わせてもOKと思います。

  11. Fryette XLIIのみ100W仕様の現行品となりましたのと
    KT88管仕様のパワーアンプが入手困難なので、質問ですが・・・

    Fryette XLIIを改造して、KT88管二本を(100W)付け加えたいのですが
    どのように改造すれば宜しいですか?

    当方初心者なので、何卒お手柔らかにお願い申し上げます。

    • こんにちはー

      Fryette XLIIの回路図が見つからず、はっきりは分からないのですが、KT88が2本で70Wのアンプを、KT88を2本追加してKT88が4本で100Wのアンプに改造したい、ということですよね?

      結論から言うと、不可能ではないと思いますが、かなり大変だと思います。

      改造するとなると、以下が必要になると思います。

      1) KT88が2本分のスペースを確保。シャーシーの上に果たして場所があるか?
      2) 通常、70Wを100Wに変更した場合、出力トランスと電源トランスもパワーに余裕のあるものに交換する必要あり
      3) 回路によってはバイアス回路も変更する必要があるかも

      1)は物理的なもので、実物を見てみないとなんとも言えませんが、ふつうに考えると、場所を作るの難しいんじゃないかなあ。場所があったとしても、鉄の分厚いシャーシーでしょうから、他の部品がついたまま穴をあけるのは、だいぶ厳しそうです。

      2)は、トランス交換しないでそのままで行っちゃう方法も無いではないですが、回路上の検討は必須で、回路図が無いと何とも言えません。Brunetti の100W仕様のアンプがあるでしょうから、そこで使われているトランスを何とかして購入して使うことはできると思いますが、パワーが大きなトランスは図体もでかくなるので、やはり果たして物理的に交換できるか否かが問題になりそうです。

      3)は回路図が無いのでまったく何とも言えないですが、必要としても追加回路は小規模で済むので可能だと思います。

      結局、まず、初心者には不可能なので、チューブアンプビルダーの人に、現物を持ち込んで相談してみることでしょうか。人によりますが、そういう難しい課題だと燃える人がいるので、あるいはやっちゃうかもしれません(? 笑)

      • 今晩は、後ご丁寧な回答ありがとうございます

        いいえ、僕の申し上げたかったのは以下の通りです
        (下手な文章で申し訳無いです)

        6L6GC4本(デフォ)とKT882本(追加)のセパレート式のパワーアンプに改造したいと言う事です。

        スペースですが、シャーシの幅に余裕が無ければ高さがあるシャーシに収めるか、それが不可能であればアンプ同様木の箱に収める事も検討しております。

      • なるほど。もし100Wにしたいのなら、6L6GCを4本の代わりに、KT88を4本にするのがいいんじゃないでしょうか? そうすれば100Wになりそうです。

        • えっ??
          KT88は(例外もありますが)4本で200Wだと思っていました。因みに僕の計画といたしましては、6L6GC4本(デフォ)にKT882本を追加したセパレート式(100W)のパワーアンプに改造すると言う事です。

        • 真空管のパワー段の最大出力は、真空管の型番によって得られるW数が決まっているわけではなく、回路によって決まります。

          いまさっきデータシートを見てみたら、KT88は2本で100W取れるみたいですね。KT88が4本だと、いわゆるパラプッシュで、単純に2本追加しただけで200Wになるとは思えませんが、電源電圧を引き上げれば200W搾り取ることができるのでしょうね。

          お手持ちのアンプは、6L6GCが4本で70Wぐらいでしょうか? 回路図が無いので、分かりませんが、単純にこの70Wを100Wに引き上げたいのなら、僕ならば、これにさらにKT88を2本追加はやらず、6L6GC4本をKT77やKT884本にする、とか、電源トランス周りを見直す、あるいは交換して電源電圧を上げてパワーを上げる、とか、そういう方法を取るでしょうね。

          大型真空管を2本追加は大変すぎるし、ヒーター電流容量も十分かどうか分からないし、6L6GCとKT88という異種真空管をパラレル接続する、というのを僕は見たことないし、理論的には大丈夫だとは思いますが、保証できません。むしろ、追加するなら、6L6GCを2本追加して、6L6GCを6本にした方がいいかもしれません。ただ、これとて、思い通りに行くとは限りません。

          とにかく、何にしても、パワーを上げたい場合は、真空管だけ追加して済む問題ではなく、前に書いたように、トランスや周辺回路も含めて検討しないと無理です。

          信頼できるエンジニアに相談することをお勧めします。

          • うーむ、今、上の方を読みましたが、ひょっとして、スピーカーシステムを複数にして、アンプの出力を2系統にしたい、ってことですか? 「セパレート式」ってそのことですか?

            • ご返答有り難う御座います、大変勉強になりました。
              出力は6L⒍GCが4本で100Wです。

              はい、説明が的確ではなく申し訳ございません。仰る通り、2系統と言う意味です。

            • なるほどー、完全に理解がずれてましたね。。。

              それはもちろん可能ですが、KT88が2本と、出力トランスと、その新しい系統用の電源回路全体が必要です。大物部品としては、やはりトランスですね。箱の中を見ると、大きなトランスが二つ入っていると思いますが、それがもうワンセット必要です(流用はできません)

              かなりのスペースと、重量が必要ですが、それを解決すればできます。

              • 成る程、有り難う御座います。
                そうなると、新しい物を買った方が安くつきますか?
                12万以下で施工して頂けるのであれば、依頼する価値はありますが・・・

              • ざっと考えて、出力トランス15000円、電源トランス15000円、KT88が二本で10000円、その他の部品に10000円で、電気部品代は50000円。あとは、シャーシーやキャビネットなどのハードウェアがどれぐらいかかるか見当つきませんが、まあ、20000円として、70000円。超優良マニアな人がオモシロイからタダでやってやる、って言えば、7万円で出来る計算になりますね。

                ということは、人さえ選べば12万円以下で出来ると思います。

                ところで、100Wのアンプを2台使って200W音量で弾き倒したい、って感じですか? すごいなあ。。。

  12. 原理編の増幅回路の原理の所なんですが

    では回路の説明をしよう。まず、コンデンサーC1は前段からの直流をカットし、C2は次段との直流をカットする役割をする。この2つのコンデンサーによって、この増幅回路を独立して設計できるわけだ。R2は増幅の原理のところでも出てきた負荷抵抗である。この抵抗の両端に増幅された出力信号が出て来るというイメージである。

    のコンデンサーが前段と次段の直流が妨げられというのは具体的にどういうことでしょうか?
    読んでいる最中に うん?どれだ? と迷っています

    • このことは解決しました。
      あと下に何が何に配線されてるか追っていけば分かると仰られたんですが、それはシャーシにパーツをすべて実装してぶっつけ本番でやっていくしかないと思うんですがどうでしょうか?

  13. こんにちは
    そちらの真空管ギターアンプをイイ感じで作れたのですが、次同じものを作る時にラグ板で綺麗に配線したいなぁと思っているのですが回路図から実体配線図を起こすときどの様にすればいいのでしょうか?
    どうやってラグ板を使って配線すればいいのか全く分かりません。。
    あ、ちなみにラグ板というのは足が両サイドついてるのがバーっと並んでるもののことです。

    • こんにちはー

      > 回路図から実体配線図を起こすときどの様にすればいいのでしょうか?
      > どうやってラグ板を使って配線すればいいのか全く分かりません。。

      範囲が広くて、答えるのが難しいですね。。。

      いちおう、回路図から配線図の起こし方は以下にあるのですが、たぶん、分からないのはもっと基本的なことですよね?

      http://hayashimasaki.net/tubebook/tubebook4.html#3

      Fender Champのホンモノは、ターレットボードというものを使って配線されています。配線図は以下にあります。

      https://www.thetubestore.com/lib/thetubestore/schematics/Fender/Fender-Champ-5E1-Schematic.pdf

      製品のギターアンプで、「ハンド・ワイヤード」とか「Point-to-point」とか称しているのは、ほとんどこのターレットボードを使ったものです。ネットで「turret tube guitar amp」と入れて画像検索すると、写真がたくさん出てきます。

      で、このターレットボードの配線図を参考にして、これをラグ板に置き換えればいいんですが、ひとことでここで説明するのは、難しいです。どこが「分からない」のか、分からないので。。。

      • ええと、自分なりに回路図からラグ板配線に起こそうとしたとき、まずパーツを紙に等身大で印刷されたシャーシの上に置いてスケッチして
        そっから回路図の左から指差しで辿っていって配線を書けば出来るだろうと思い
        行おうとしたのですが、真空管の所でいきなり線が途切れたり(3本の線が平行に並んでいてどこに電気が通るのか分からない)多方面から線が伸びてきて混乱したって感じです。
        あと、グラウンドに向けた線で抵抗が挟んであった意図も分からずでです。

      • http://www.op316.com/tubes/hpa/image/version3-pattern.jpg

        こういうふうに書いてみたいのです。

      • やはり言葉だけだと、どこにつまずいているのか分からないですね。。。 以下の3つはどこのことを指しているのでしょう?

        (1) 真空管の所でいきなり線が途切れたり(3本の線が平行に並んでいてどこに電気が通るのか分からない)
        (2) 多方面から線が伸びてきて混乱した
        (3) グラウンドに向けた線で抵抗が挟んであった意図も分からず

        • すいません。。もっと詳しく書きます
          1番目は回路図の左上からINが入って来るじゃないですか、そこをツーっと右に電気が流れて12AX7にぶち当たるんですけど丁度1 2 3と番号が降ってある所が分かりません。
          Inputから入ってきた信号の2は1か3のどちらに行くのでしょうか?
          はたまた両方でしょうか?
          2番目は大丈夫です。
          3番目は1番目に行った通りにあるんですけど
          Inputoからトゥルーバイバスを抜けた所で信号がグランドと結線してるんですけどなんで1Mohmを挟むのかなぁと気にかけたんです。

        • > 1番目は回路図の左上からINが入って来るじゃないですか、そこをツーっと右に電気が流れて12AX7にぶち当たるんですけど丁度1 2 3と番号が降ってある所が分かりません。

          配線ということだけで言うと、Inputの信号を、真空管12AX7の2番ピンにつなぐだけなのですが、ひょっとして動作原理のことを言っているのでしょうか?

          > Inputから入ってきた信号の2は1か3のどちらに行くのでしょうか?
          > はたまた両方でしょうか?

          これは真空管の動作原理を知る必要があり、僕のサイトのここに書いてあります。

          http://hayashimasaki.net/tubebook/tubebook11.html#5

          ただ、ここをいきなり読んでも、難しくて分からないかもしれません。原理編を最初から丁寧に読むしかないかもしれません。

          で、ご質問の答えだけを言うと、電流が流れているのは、1(プレート)から3(カソード)に向けてで、2(グリッド)に入ってきた信号は、電圧としてグリッドにかかるだけで、信号電流は1へも3へも流れません(これがトランジスタと違うところです)

          > Inputoからトゥルーバイバスを抜けた所で信号がグランドと結線してるんですけどなんで1Mohmを挟むのかなぁと気にかけたんです。

          これはグリッド抵抗と言って必要な抵抗なのですが、なぜ必要かは、ここに書いてます。

          http://hayashimasaki.net/tubebook/tubebook13.html

          しかし、やはり理解は難しいかもしれません。真空管の動作原理については、地道に勉強することをお勧めします。

          それとは別に、回路図から配線図を起こすのは、動作原理を知らなくても、できるので(ただし、ベストな配線をするのには動作原理の理解が必要なんですが)、ラグ板の配線図は、回路図と照合しながらやれば、できると思います。

          • 動作原理を知らなくてもラグ板配線に起こせるんですか?
            でもやはりこの際ですしちゃんとイチからそちらが出版されている本を買って動作原理を学んでみることにします。
            文章ベタですいません。。
            ありがとうございました。

  14. いつもお世話になります。有難う御座います。

    整流・平滑・ヘッドホン回路について教えて下さい。

    少々、回りくどい言い方になりますがご容赦願います。
    「本題が後の方に」来てしまいます。

    作れる! 鳴らせる! アンプ入門と小学生の電子工作の本で勉強させて頂いています。

    小学生用の本にもトランジスタアンプやICアンプの回路が紹介されています。
    この本には驚くべき事に、耐圧については一切書かれて居ません。

    勝手に憶測しているのですが、全て乾電池で動く実験になっているので、子供がアンプを作って、
    例えば12V の直流が 100V に増幅されて危険に晒されるような、そんな無配慮なことでは困りますので、
    書く必要の無い設計にしているのだ思います。

    抵抗についても同様で抵抗値は書かれているが、ワット数は書かれて居ません。

    回路図を見ると、シロウトが見ても、30 分あれば出来そうです。
    しかし、実際には子供も私も、どの部品を買えば良いのか分からないので、作れないのです。

    部品のしくみや働きは理解出来ますが、この状態では机の上で水泳を習っているのと同じです。

    これを読んで見て、私はやはりシロウト考えで、耐圧と抵抗について憶測して見ました。

    憶測① 乾電池4本なので合計6V、常識的に考えて100V にはならないだろう。

    憶測② 作れる! 鳴らせる! 真空管アンプの本を全て見ても、入力電圧の5倍を超える回路は 無い。
    現実に世の中にはあると思うが、少ないだろう。

    憶測③ 子供用なのでせいぜい、乾電池6Vの3倍:18Vの耐圧で、良いのでは?

    憶測④ コンデンサと電解コンデンサが計7個使われているが、容量については考えずに、
    と言うか、子供が回路図を見て、容量から「この容量なら○V の耐圧になりそうだ」と考えるのは無理がある。

    この場合、容量は考えずに、全て同じものを使い、③での憶測の18Vでは不安が残るので、
    勝手な想像で得た、入力電圧の5倍の30V あれば充分では?

    ⑤ 抵抗値は、何の根拠も無いが作れる! 鳴らせる! アンプでは 1/2 W より小さな数字は使ってないので、この数値で充分だろう、子供用なので 1/4 W でもよいかも?

    ・・・と思いを巡らせて見たのですが、ここまでの考えはダメでしょうか?
    根拠は全くありませんから。

    これを読んで素晴らしい?考えが浮かびました。

    この子供用回路に整流回路、平滑回路を採用してコンセントで使おう!
    でも、色んな疑問がある。

    交流電源100Vを、6Vに落とす為にトランスを使うとして、

    ① 2次側:6V ぴったりのトランスが無い時は、ドウすれば良いのだろうか?
    誤差が ± 何% までなら大丈夫だろうか?

    ② 電圧が少ない場合は、本来のパフォーマンスは出ないけれど妥協するとしても、
    多い場合は、回路に負担が掛かるので辞めた方が良いのだろうか?
    6.3V のトランスと言うのを見かけます。(ヒータートランス)

    ③ トランスを見ると、電源用・ヒーター用などで書かれていたりするが、
    100V が 6V になれば何でも良いだろうか?

    作れる! 鳴らせる! 本の第三章:P.129_に色んな整流回路が載っているが、両派整流が優秀そうなので、採用したいが、

    ④ どんな時も両派整流で良いのだろうか?
    買って来た電源トランスの2次側に中点の端子がない場合にだけ、ブリッジ整流にする事で良いのだろうか?

    P.130_の平滑回路を読んで 見て疑問が起こります。

    ⑤ 平滑回路がなくても、動作自体は問題なくするのでは?

    ⑥ 平滑回路が無い場合に、問題があるのはアンプを動かして音の出方にバラツキが出るので、聴覚上のもの?かと思うが、平滑回路の有無はハッキリ認識できるレベルだろうか?

    ⑦ 平滑回路には、電解コンデンサと抵抗が使われているが、基本の形ものは無いだろうか?

    例えば、電源トランスの2次側の電圧に応じて比例的に増減する、などの基本形な回路が無いだろうか?

    ⑧ ⑦のようなものが、ないとすれば電解コンデンサの容量・耐圧、抵抗値はどのように決めるのだろうか?

    ⑨ 子供用のアンプは乾電池で駆動するが、P.157_のヘッドホン回路を増設すれば、入力端子にスマホを繋いだら、ポータブル・ヘッドホンアンプになるだろうか?

    (スマホには、ヘッドホン機能があるので無意味であるのは、分かっていますが、そう言う疑問が起こります。)

    ⑩ この時、P.158_のヘッドホン回路を参考にして、子供用アンプの出力が、1.5W であると仮定すると、
    ヘッドホン回路の R2 の抵抗値は半分の 25Ω で良いのだろうか?
    それとも、カットアンドトライ的な事だろうか?

    以上が今回の疑問です。
    長々と書き連ねて、お時間を頂き誠に申し訳ありません。

    ご面倒をお掛けしますが、何卒宜しくお願いします。

    • > 小学生用の本にもトランジスタアンプやICアンプの回路が紹介されています。
      > この本には驚くべき事に、耐圧については一切書かれて居ません。
      > 書く必要の無い設計にしているのだ思います。

      なるほどー たしかに。そうでしょうね、耐圧やワット数を考えなくても済むようにしてるんですね。

      > 憶測① 乾電池4本なので合計6V、常識的に考えて100V にはならないだろう。

      はい、合計6Vの直流で回路の各部に供給する場合、6Vより高い電圧にはならず、必ず6Vより低くなります。(回路的にわざと6Vより高い電圧を発生させることもありますが、これはとても特殊です。そういう回路をDC-DCコンバータと言って、6Vから100Vを作ってみたり、いろいろです)

      > 憶測② 作れる! 鳴らせる! 真空管アンプの本を全て見ても、入力電圧の5倍を超える回路は 無い。

      ここでいう入力電圧は、電源回路から増幅回路へ入力される直流電圧、ということでしょうか? もし、そうだとすると、6V電池の6Vが入力電圧になり、部品の耐圧は基本的に6Vあれば大丈夫です。もっとも、ふつうは安全のためいくらか余裕を持たせるもので、コンデンサの耐圧は、2倍の12Vもあれば十分です。10Vでも大丈夫でしょう。

      一方、入力電圧が、入力される音声信号を意味するとすると、これは「交流」なので、直流と交流では扱いがちょっと変わります。ただ、音声信号は、ふつう、この手の増幅回路では、電源回路から供給される直流よりだいぶ小さいのが普通で、通常は、みなあまり気にしません。

      > 憶測③ 子供用なのでせいぜい、乾電池6Vの3倍:18Vの耐圧で、良いのでは?

      そうですね、前述のとおり、2、3倍あればいいので、12Vから18Vあればいいと思います。

      > 憶測④ コンデンサと電解コンデンサが計7個使われているが、容量については考えずに、
      > と言うか、子供が回路図を見て、容量から「この容量なら○V の耐圧になりそうだ」
      > と考えるのは無理がある。

      コンデンサの「容量」と、回路の中でコンデンサにかかる「電圧」は通常ほとんど関係がありません。なので、容量ではなく、回路動作を理解して、各コンデンサにかかる電圧を推測することになります。これはかなり高度な知識(ゼロから回路設計ができるていどの知識)が必要です。

      > この場合、容量は考えずに、全て同じものを使い、③での憶測の18Vでは不安が残るので、
      > 勝手な想像で得た、入力電圧の5倍の30V あれば充分では?

      30Vまではいらず、僕だったら12Vぐらいかな、って判断します。昨今の電解コンデンサは、6V以下の耐圧はあまりなく、だいたい、12V以上だったりするので、小学生工作本の方でも、何を買っても安全、って判断したんでしょうね。

      > ⑤ 抵抗値は、何の根拠も無いが作れる! 鳴らせる! アンプでは 1/2 W より小さな数字は
      > 使ってないので、この数値で充分だろう、子供用なので 1/4 W でもよいかも?

      「作れる! 鳴らせる! アンプ」では、1/2Wを勧めていますが、本当は1/4Wで十分な場合もあります。ただ、1/4W以下になると抵抗の大きさがだいぶ小型になり、真空管アンプの大きさに釣り合わず、また、真空管回路は電圧も高いことが多く、1/2W以下の抵抗は使わない方が無難、という理由で1/2Wにしてます。一方、小学生向きトランジスタ回路では、1/4Wで十分だと推測できます。

      > これを読んで素晴らしい?考えが浮かびました。
      > この子供用回路に整流回路、平滑回路を採用してコンセントで使おう!

      これは、まったくに可能ですが、おっしゃる通り、電源回路が設計できる知識が無いと難しいですね。ふつうは6VのAC電源アダプタを買ってきて使っちゃうのが、いちばん樂でしょうねー(僕は往々にそうしてます)

      > 交流電源100Vを、6Vに落とす為にトランスを使うとして、

      100Vの交流から6Vの直流を作るときは、いろいろセオリーがあって、電源トランス自体は、100V:6Vのトランスを使えば、6Vの直流になるわけではないのです。100V:6Vのトランスを使ってふつうに整流回路と平滑回路で直流を作ると、だいたい6Vより高めのたとえば8Vていどの直流になります。

      > ① 2次側:6V ぴったりのトランスが無い時は、ドウすれば良いのだろうか?
      > 誤差が ± 何% までなら大丈夫だろうか?

      これは回路の設計いかんになりますが、最終的に直流になった時点で、6Vの±10%ていどを目安に考えるといいと思います。なので、5.4Vから6.6Vぐらいでしょうか。

      > ② 電圧が少ない場合は、本来のパフォーマンスは出ないけれど妥協するとしても、

      そうですね、音が小さくなるだけでなく、音が歪んだりします。

      >多い場合は、回路に負担が掛かるので辞めた方が良いのだろうか?

      そうですね、あまり大きい電圧をかけると、やはり音が歪むし、最悪の場合、耐圧越えとかその他の要因で、コンデンサ、抵抗、トランジスタ、真空管、トランスなどが破壊します。

      > ③ トランスを見ると、電源用・ヒーター用などで書かれていたりするが、
      > 100V が 6V になれば何でも良いだろうか?

      そうです。なんでもいいです。100V:6.3Vのヒータートランスも使えます(ただし、そのままだと前述のように出力が8Vぐらいになっちゃうので、回路的に工夫が必要になります)

      > ④ どんな時も両派整流で良いのだろうか?
      > 買って来た電源トランスの2次側に中点の端子がない場合にだけ、ブリッジ整流にする事で
      > 良いのだろうか?

      そうですね、それでいいんじゃないかと思います。別に半波整流でも、いいのですが。

      > ⑤ 平滑回路がなくても、動作自体は問題なくするのでは?

      これはだめです。平滑回路が無い場合、P.131の図3.61の、(b)または(c)の実線のような形の信号が出てきますが、これは交流と直流の間ぐらいの感じで「脈流」って言うんですが(実際は、直流と交流を足し算した波)、これを直流の代わりに増幅回路に供給すると、この脈流の、なんというか「ギザギザ」というか「揺れ」というか、それが、増幅回路に入り込み、そのままスピーカーから出てきます。したがって、増幅回路はたしかに動作はするんですが、音楽と一緒にその音が入り、ふつう「ブー」とかいうかなり大きなノイズ音が鳴りっぱなしになります。

      > ⑥ 平滑回路が無い場合に、問題があるのはアンプを動かして音の出方にバラツキが出るので、
      > 聴覚上のもの?かと思うが、平滑回路の有無はハッキリ認識できるレベルだろうか?

      そうですね、聴覚上のもので、前述のように、かなり大きなブー音になります。これはやってみると分かるんですが、とにかく、はっきり認識できるレベルです。

      > ⑦ 平滑回路には、電解コンデンサと抵抗が使われているが、基本の形ものは無いだろうか?

      この、P.130の図3.59の「π型平滑回路」がもっとも基本の形です。

      > 例えば、電源トランスの2次側の電圧に応じて比例的に増減する、などの基本形な
      > 回路が無いだろうか?

      そういう回路もある、と言ってもいいかもしれませんが、それは「高度な回路」です。整流回路を出て来た脈流を、直流に直す、トランジスタを使った回路とか、あります。そういうのは「安定化回路」の一種で、その回路の目的は「変動するものを、安定化して、変動しないようにする」(したがって、変動する交流が、変動しない直流になる)という動作ですが、高度です。

      > ⑧ ⑦のようなものが、ないとすれば電解コンデンサの容量・耐圧、抵抗値はどのように
      > 決めるのだろうか?

      これは、平滑回路の「設計」の話になり、一段上の知識になります。

      > ⑨ 子供用のアンプは乾電池で駆動するが、P.157_のヘッドホン回路を増設すれば、
      > 入力端子にスマホを繋いだら、ポータブル・ヘッドホンアンプになるだろうか?
      > (スマホには、ヘッドホン機能があるので無意味であるのは、分かっていますが、
      > そう言う疑問が起こります。)

      それは、なります。

      > ⑩ この時、P.158_のヘッドホン回路を参考にして、子供用アンプの出力が、1.5W であると仮定すると、
      > ヘッドホン回路の R2 の抵抗値は半分の 25Ω で良いのだろうか?

      おおざっぱにはそれでOKですが、きちんと回路的に考えると、そうはなりません。

      > それとも、カットアンドトライ的な事だろうか?

      なので、結局、その付近の抵抗値でカットアンドトライが無難だと思います(僕もそうしている)

      ところで、島田さんは、僕の「真空管ギターアンプ」の以下のサイトはご存じですよね? こっちの内容は、「作れる! 鳴らせる! アンプ」とだいたい同じですが、設計の話や、そのほか補足の話も載ってます。

      http://hayashimasaki.net/tubebook/index.html

      あと、このサイトを本にした「真空管ギターアンプの工作・原理・設計」もあります。

      https://www.amazon.co.jp/B-W/dp/4899774095/ref=tmm_pap_title_0?_encoding=UTF8&sr=&qid=

      • 有難う御座います。

        ようやく、少しだけ分かって来ました。
        私は中学生の時、数字の先生にナゼ、1 + 1 = 2 になるのか?と尋ねた事があります。

        真面目です、ふざけて居ません。
        先生は、それはかなり高度なことで大学で数学を学ぶレベルまで行かないと理解出来ない、と言われました。

        そう言う事ですよね?
        基本の習得の積み重ね先ず大切で、1 + 1 = 2 を応用したことを習得せずに、
        一気に大学レベル疑問を解こうとするのは無理ですよね。
        何をすれば良いか、少し分かりました。

        真空管ギターアンプのサイトは存じていましたが、ギターなので余計に混乱してはイケないと思い、見てませんでした。
        ギターアンプって、あれですよね、マーシャルとかいう大きなスピーカーとアンプが一体になってるものですよね。

        勉強になるなら、是非とも参考にさせて頂きます。

  15. いつもお世話になります、有難う御座います。

    P.187_のアンプの測定について教えて下さい。

    低周波発振器をAndroidのアプリで探しているのですが、検索してヒットするものが、ありません。

    周波数ジェネレーターやサウンドジェネレーターやオーディオアナライザが検索で出てきますが、
    名前が違うだけで、これらは低周波発振器なのだろうか?と思い、幾つかをインストールして見ました。

    どれも特徴は周波数の異なる音が出て来るのですが、シンプルなものは、音の高さを変えるだけのもの、
    サイン波などの波形を切り替えて使うもの、機能が多すぎて全く理解出来ないもの。
    ・・・の3種類に分かれるようです。

    これらは全部、低周波発振器だと言う前提での質問をさせて下さい。

    使ったのは、音の高さだけ変える(何Hz 〜 何Hz までと言うもの)事が出来るアプリです。

    ① 音は、何Hzを選べば良いのでしょうか?

    スマホ(またはタブレット)のイヤホンジャックからアンプの入力端子につなぎ、出力端子にダミー抵抗をつなぎ、音を出す。

    ② 入力電圧は、アンプの入力端子にテスターのプローブを当てれば良いのでしょうか?
    出力も同様です。

    P.187_の下から3行目に、ボリュームを最大にして「信号レベル」をいろいろ変えて・・・とありますが、

    ③ 信号レベルとは、何でしょうか?
    これが分からないので入出力特性をどうプロットすれば良いのか分かりません。

    これが出来たと仮定して、その方法でグラフを作って行き、グラフが完成したとして・・・

    P.189_の6行目に「最大出力を一律に読むことは出来ないですが」とありますが、
    グラフはある所まで、直線でそこからカーブを描いて行く。

    ④ この時のカーブを見て、「大体、このあたりでしょ?」と言う所を最大とする、で良いのでしょうか?

    この時、1つの疑問が起こりました。

    第三章、P.91_の電力の計算で、電力 = 電圧 × 電流。と書かれていたので、
    この時、私はアンプの「最大出力」は、まず音楽をかけるとします。

    音量は音が歪まない最大音量まで上げます。(実際は無理ですがそう仮定します。)

    回路の出口:スピーカー端子の所の電圧と電流を測定してみて、

    電圧が1.41、電流が1.42、だったとすると ≒ 2.0 W になるので、これが最大出力なのだと、【勝手に】思って居たのですが、

    ⑤ この考えは間違ってますか?やはり。

    ⑥ ⑤の考えが「合っていると仮定」すると、P.189_の最大出力は同じ事でしょうか?

    P.189_の7行目に、この時の入力電圧が入力感度になります・・・と書かれて居ますが、

    ⑦ 入力感度とは、何でしょうか?

    ネットで調べて見ると、一体何が書かれているのか?分かりません。
    日本語であると言うことくらいしか分かりません。
    小学生が聴いても何となく分かる、と言うのは無理でしょうか?

    ご面倒をお掛けしますが、何卒宜しくお願いします。

    • > これらは全部、低周波発振器だと言う前提

      はい、それでたぶん合ってます。サイン波が出て、周波数が変えられればOKです。

      > ① 音は、何Hzを選べば良いのでしょうか?

      P.189の「(1)入出力特性」であれば、下から3行目に書いてあるように、400Hzまたは1kHzです。1kHzでいいと思います。

      > スマホ(またはタブレット)のイヤホンジャックからアンプの入力端子につなぎ、出力端子にダミー抵抗をつなぎ、音を出す。

      その通りです。

      > ② 入力電圧は、アンプの入力端子にテスターのプローブを当てれば良いのでしょうか?

      その通りです。テスターを「AC電圧」測定のモードにして測定します。

      > 出力も同様です。

      出力はダミー抵抗の両端につなぎます。

      > P.187_の下から3行目に、ボリュームを最大にして「信号レベル」をいろいろ変えて・・・とありますが、
      > ③ 信号レベルとは、何でしょうか?
      > これが分からないので入出力特性をどうプロットすれば良いのか分かりません。

      「信号レベル」は、ここでは「入力電圧」のことです。入力電圧をいろいろ変えるには、スマホの音量を変えたり、Androidアプリに出力レベル調整があれば、それを変えたりすることで、変えます。

      「レベル」というのは、ふつう「大きさ」(本来はlevelは「高さ低さ」ですけれど)のことを言うので、ここでは「電圧」の大きさになります。しかし、たしかにここで「信号レベル」という表現は曖昧でしたね。。。

      > ④ この時のカーブを見て、「大体、このあたりでしょ?」と言う所を最大とする、で良いのでしょうか?

      その通りです。

      > 第三章、P.91_の電力の計算で、電力 = 電圧 × 電流。と書かれていたので、
      > この時、私はアンプの「最大出力」は、まず音楽をかけるとします。
      > 音量は音が歪まない最大音量まで上げます。(実際は無理ですがそう仮定します。)
      > 回路の出口:スピーカー端子の所の電圧と電流を測定してみて、
      > 電圧が1.41、電流が1.42、だったとすると ≒ 2.0 W になるので、これが最大出力なのだと、
      > 【勝 手に】思って居たのですが、
      > ⑤ この考えは間違ってますか?やはり。

      それで合っています。

      ただし、音楽でそれをやると、音楽は音の大きさが常に変化しているので、一律に何々ワット、という風に測定できないので、一定の大きさのサイン波(ここでは、低周波発振器の出力あるいはスマホアプリの出力)を使うのです。

      > ⑥ ⑤の考えが「合っていると仮定」すると、P.189_の最大出力は同じ事でしょうか?

      はい、同じことです。

      > P.189_の7行目に、この時の入力電圧が入力感度になります・・・と書かれて居ますが、
      > ⑦ 入力感度とは、何でしょうか?

      P.177の「5.1.4 ドライバ段」の最初の段落に、入力感度についての説明がちょっとだけ書いてありますが、これだけでは分かりにくいかもしれませんね。

      アンプの入出力特性を測定して、「最大出力」が得られたとします。たとえば、この2W+2Wのアンプで、最大出力を測定したらちょうど2Wだったとしたとき、その2Wが出ているときに入力に加えている信号レベル(入力電圧)を測定して、たとえば0.8Vだったとすると、この0.8Vを入力感度と呼びます。「このアンプの入力感度は0.8Vです」という風に使います。

      > ネットで調べて見ると、一体何が書かれているのか?分かりません。
      > 日本語であると言うことくらいしか分かりません。
      > 小学生が聴いても何となく分かる、と言うのは無理でしょうか?

      それができる人って、世の中で、ホント、少ないと思います。。。

      • 有難う御座います。
        いつもの事ですが、本当に疑問ばかりが沸き起こって来るのですが、
        教えて頂けると、言葉では言い表せないスッキリした気持ちになります。
        先生の本は何度も読ませて頂いてますが、読むに従って、疑問が湧いて来ます。
        振り返ってみると、
        初めてアンプを作った時には、如何に自分は何も知らないまま作って居たのだろう!?
        と痛感します。
        このような、初心者の為のアンプの本は他にありませんので、大変嬉しく思います。

  16. 度々、すみません。
    作れる! 鳴らせる! 真空管アンプの製作済の4球アンプなのですが、音楽をかけて居ない状態で、
    ボリュームのツマミを回すと左側のスピーカーから、ガリが出ます。
    と言っても大きな音では無く、微かに回す位置によって、プチプチと聞こえて来ます。

    ① 最初にボリュームを疑いツマミをグルグルと何度も回して見たのですが、
    改善されませんでした。

    ② ですので、ボリュームの抵抗の接点部分に不純物を取らなければと思い、
    接点復活剤をスプレーしたのですが、改善されませんでした。

    ③ これは、ボリュームそのものがダメなのか? と思い新しいものに交換したのですが、
    変化はありません。

    ④ これでボリュームに問題があるのでは無いと判明したので、原因はハンダ不良だと思い、
    目で確認し、接点部分を指でつまんで引っ張って見たのですが、どこが悪いのか?
    調べる事が出来ませんでした。

    ⑤ 真空管に問題があるのかも、と思い左右を差し替えて見ましたが見当違いでした。

    ⑥ あと、私に出来る事は、部品を一旦取り外して再度ハンダ付けするくらいしか思い付きません。

    ⑦ 関係はないと思いましたが、一応テスターで各部の電流チェックをしました。

    全て外して、ハンダ付けする前に考えられる原因をもう一度よく考えたのですが、
    1番可能性の高いのは、ハンダ不良を疑っています。

    次に考えられるのは、音に関することなので、信号系のどこか?をハンダ付けする際に熱を加え過ぎて壊しているのでは?と思います。

    最後に考えられるのは、可能性は低いですが部品が元々、不良品ではないか?です。

    そこで、林先生に教えて頂きたいのですが、
    私が生兵法で闇雲に部品を取り外すのは、しんどい割に報われない効率の悪い作業になってしまうので、
    チェックする順序やポイントがあれば、教えて頂けないでしょうか?

    ご面倒をお掛けします、何卒宜しくお願いします。

    • そのプチプチノイズは、ちょっと話を聞いただけでは、分かりませんねえ。。。 何なんでしょうね。ボリュームじゃないとすると、たしかにハンダ不良かもしれませんし、部品不良かもしれませんし、なんとも言えないです。

      順序としては、入力から出力に向かって、でしょうが、部品を取り外すまでせずに、まずはハンダをやり直してみるのも手です。ハンダ吸い取り線でハンダを吸い取って、改めて新しいハンダでつけ直してみるとか、でしょうか。

      部品不良を疑うのは、最後かな、と思います。

      • 有難う御座います。
        やはりハンダのようですね、取り外さずにハンダをやり直します。

        • 追伸、蛇足です。
          音楽を聴く分には問題ないので、素晴らしい音質を充分に楽しんだあとで、
          ゆる〜い感じで、やり直したいと思います。
          何でもカンでも、すぐに悩む性格なので・・・
          人によっては、マァいいやと言う人がいるかも?知れませんしね。
          いつも本当に有難う御座います。

  17. いつもお世話になり、有難う御座います。
    トランスの配置について教えて下さい。

    作れる! 鳴らせる! 真空管アンプの第二章、P.58_に電源トランスと出力トランスを接近させない。
    コアの中心どうしの距離が10 センチ以上・・・と記載されて居ます。
    この2球アンプでは、8 cmだがスピーカーに耳を近づけるとわかる程度・・・と記載されて居ます。

    私が疑問に思った事は、P.56_の図2.3 のシャーシ配置図面です。

    この図を見ると、電源トランスの前にヒータートランスが配置されて居ます。

    ① 電源・ヒータートランスの位置を逆にすると、電源・ヒーターのトランスのコアどうしの距離が、
    およそ12.5 cmになるのですが、配置を逆にせず、あえて電源・出力トランスの距離を8 cm にしてある理由が分かりません。

    ② 第二章では電源・出力のトランスの距離については記載されて居ますが、
    ヒータートランスについては書かれて居ません。
    これはなぜでしょうか?

    ③ 配置図には理由があるものと思いますが、それが分かりません。

    ④ P.57_に信号部と電源部を分け、電源トランスを信号部に近づけないと記載されて居ますが、
    電源トランスとヒータートランスの位置を逆にしても、信号部には影響しないと思うのですが、
    如何でしょうか?

    ご面倒をお掛けしますが、何卒宜しくお願いします。

    • 素晴らしい! それは不覚にも気が付きませんでした。

      ヒータートランスと電源トランスをあのような配置にしたのは、ヒータートランスの方が一回り小さいので、デザイン的に前から見たとき、いちばん奥の電解コンデンサ、電源トランス、ヒータートランスの順に背が低くなり、見た目がいい感じだから、という理由で、電気的理由じゃないんです^^;;;

      電気的に言うと、電源トランスもヒータートランスも、どちらも磁束をまき散らし、出力トランスに侵入してハムを引き起こします。

      それでは、電源トランスとヒータートランスでどっちが多く磁束を発生しているかですが、それは何とも言えません。これまた電気的に言うと、トランスは導線がぐるぐる巻かれたコイルなんですが、磁束の量は、コイルの巻き数とそこに流れる電流を掛け算した量になります。いま仮に二次側だけ考えると、ヒータートランスに流れる電流は1.2A、電源トランスに流れる電流はおそらくだいたい0.05Aていどだと思います。でも、コイルの巻き数で言うと、おそらく電源トランスの方がヒータトランスよりずっとたくさん巻かれているはずです。

      というわけで、トランスの巻数までは分かりませんし、それだけでなく、トランスのコア(芯)がどうなっているか、とか他にいろいろな要因があって、どっちがより多くの磁束をまき散らすかは、決められないのです。

      こういうときは、実際に実験してみるのがいちばんいいんですが、残念ながら手元に無く、できません。

      位置を逆にしてみて、効果があったら、もちろん、その方がいいですね。デザインは崩れますが(笑

      • 有難う御座います。
        トランスの位置を逆にしても、磁束を撒き散らすのは同じだったのですね。
        今回も大変、よく理解できました。

  18. いつもお世話になり、有難う御座います。

    作れる! 鳴らせる! 真空管アンプのミニアンプを作るに当たり、
    ヒータートランスを使うことにしたのですが、その際に浮かんだ疑問です。

    でも、この疑問は直接は先生の本と関係ないかも知れません。
    一般の電気の知識に疎いために先生の本を使いこなせないのかも知れません。

    購入したヒータートランスを見ると、2A と流れる電流の許容量が記載されて居ます。

    今までは何も思っては居ませんでした。
    家電製品の多くはACアダプタで、だいたい 12V前後で動いています。
    そこには、ほとんどの物が1A と書かれていて、だいたいそれ位の電流が流れるのはダメなんだろうな、と思っていた訳です。

    誰に教えられた事でもありません。それが、普通のことと日常生活の中で感じていました。
    電化製品によっては、時々2A も見かけます。

    そこで、ヒータートランスを見て案の定、何も思わなかったのですが、
    ある日、ハッ!っとしました。

    ① この回路には、理論値で何アンペアの電流が 流れているのだろう?
    テスターで計ればだいたいは分かりますが。

    ヒューズも2A になっていて、それより遥かに低いだろう、と推測できます。
    電化製品で2A 以上のものは、あまり見かけないので、マァ〜これ位あれば大丈夫ネ、
    と根拠は全くない安心感がありました。
    しかしながら、その一方で本当にこれで大丈夫なのだろうか!?とも思います。

    私は根拠も知識もなく、何も考えずに2次側、6.3V:2A のヒータートランスを買った訳です。

    電流値の計算については、P.90_のオームの法則で電圧を抵抗で割ったもの、と言う事なので計算は容易なようにも、思ったのですが、

    ② 一体、どこの電流のことなのだろう? 各部の直流電圧は、場所によって異なるのですが。

    ③ オームの法則でアンペアを計算しようにも、抵抗値はどこの抵抗だろう?

    ④ 各部直流電圧の1番高い所の抵抗をテスターで計測して、1番高い電圧を1番高い抵抗値で割り算すると、アンペアが出るので、その数値を超えた値が許容量の2A なのだろうか?

    ⑤ ④の電流が、他の部分に流れ込んで、ヒータートランスにまで来てトランスが壊れてしまうのだろうか?

    ⑥ 根本的にそう言う事ではなくて、ヒータートランスの許容量が2A なので、
    あくまでトランスの2次側の、0V、6.3V に繋がっている4・5番ピンの間に2A 以上流れるのがダメなんだよ、と言うことなのだろうか?

    (そう思った理由は絶縁・出力トランスそれぞれ許容量が異なる為です。)

    ⑦ P.91_にオームの法則とワット数の計算が出来れば、真空管回路の設計が出来る、と書かれて居ますが、オームの法則とワット数の計算式を個々に覚えても、どうやって設計するのか分かりません。

    このような疑問が次から次へと湧いて来たのですが、
    これは第3章の真空管アンプの原理についての理解と習熟が足りない為に、このようなことになるのでしょうか?

    いつも基本的な質問ですみません。

    誠に申し訳ないのですが、小学生レベルでご教授頂けないでしょうか。
    現在、小学生用の電子工作の本と中学の理科の本で勉強して居ます。

    ご面倒をお掛けしますが、何卒宜しくお願いします。

    • 追伸です、すみません。 記入漏れがありました。

      ヒータートランスの2次側は6.3V ですが、アンプの出力は2W + 2W ですので、

      6.3 / (2+2)=1.575

      となり、およそ1.6アンペアが流れているが、0.4A ほど余裕を持たせていて、
      2A を超えるとトランスがダメになる、と言う事でしょうか?

      重ね重ね、すみません。
      よろしくお願いします。

      • そういう疑問、大歓迎です。

        結論から先に言うと、ヒータートランスは真空管4本のヒーターだけに関係して、その他とはまったく関係ありません。ヒータートランスに流れる電流は、4本のヒーターの電流を加算したものです。ここでは12AX7と12AU7ですが、これらのヒーターに流れる電流は真空管のデーターシートに出てます。調べると、12AX7、12AU7ともに0.3Aです。なので、0.3A x 4 = 1.2Aになり、1.2Aがヒータートランスの二次側(6.3V側)に流れます。

        真空管のデータシートはここで見れます。
        http://www.mif.pg.gda.pl/homepages/frank/index.html

        6.3V 2Aのトランスを買われたとのことですが、いい選択です。0.8Aの余裕があり、イイ感じです。

        ということで、①から⑤までの疑問は、ヒータートランスの話ではなく、100V:100Vの絶縁トランスの方の話になります。しかし、この絶縁トランスに流れる電流を計算するのは容易ではないです。いろいろなところに電流が流れますし、抵抗で消費される電力や、真空管の動作点などを理解していないと、総電流は計算できず、かなり高度です。ですので、絶縁トランスは、部品表にあるものか、それより大きい容量のものを買った方がいいです。

        ⑥については、一か所間違いがありますが、考え方は合ってます。間違っているのは「4・5番ピンの間に」電流が流れる、というところで、そうではなく「4ピンと9ピンの間に」電流が流れます(5ピンは4ピンとつながっているので、同じことです)

        ⑦の「オームの法則とワット数の計算が出来れば、真空管回路の設計が出来る」ですが、これはちょっと誇張でしたね。たしかに計算としては、それだけでできてしまうのですが、回路のどこにどのように数式を当てはめるのかを理解していないと設計はできないです。

        それから、以上の通りなので、追伸の

        > ヒータートランスの2次側は6.3V ですが、アンプの出力は2W + 2W ですので、
        > 6.3 / (2+2)=1.575

        は間違ってます。ヒータートランスの6.3Vと、アンプの出力の2W+2Wは、まったく関係が無いです。

        • 有難う御座います。

          疑問が起こり、色々と考えて見たのですが、
          全く知識がなく思いつくままに想像を巡らせてみたので、
          その殆どがトンチンカンな推測でした。

          回路のほとんどの部分に直流が流れているのに、
          ヒーターだけは、交流流れていることは回路図で理解はしていましたが、
          本当の意味で理解して居ないので、推測することさえ間の抜けたものになりました。

          ヒーターは交流だと言うことから出発すれば、他の部分と切り離して考える事が出来たのかも?知れません。

          まだまだ、勉強が足りませんが少しずつ進んでいきます。

          • 僕がホワイトボードか何かの前で描きながら講義すればわりとすんなり理解できると思うのですが、やはり言葉だけというのは難しいですね。

            むかし、一度だけオフ会みたいに、そういう講義をしたことがあるのですが、島田さんのように熱心な方が来られて、とても喜ばれた覚えがあります。僕はいま海外在住なので難しいですが、日本に戻ったら、そういうのをまた企画してもいいのかな、って思いました。

            ところで、この件、直流交流はあまり関係ありません。ヒーターを直流で点灯することもありますし(真空管増幅回路を交流駆動する、逆はありませんけど)

            電気回路は、3種類の考え方が混在していて、電気そのものに慣れていないとたしかに理解が難しいかもしれません。それは、電圧のかかり方、電流の流れ方、電力(エネルギー)の伝わり方、の3つです。

            今回のヒータートランスのことで言うと、回路としては以下のようになります。

            http://hayashimasaki.net/tubebook/power.jpg

            ここで、赤線で示したのが電力の伝わり方で、①が2W+2Wの真空管増幅回路へ行く電力で、②が真空管ヒーターへ行く電力です。このように別々なのです。そして、それら二つの電力(エネルギー)は全部AC100Vから供給されます。

  19. たびたびの質問ですみません。
    作れる! 鳴らせる! 超初心者からの真空管アンプ入門の第4章のミニアンプについてなのですが、
    このアンプについては、実体配線図を見るとボリューム端子とRCA入力端子を結ぶ信号線に、
    シールド線が使われて居ません。

    これにはどの様な理由があるのでしょうか?

    第1章のP.38_では、シールド線の網線をアースに落とす事で、
    外来からのノイズを防止すると記載されているのですが、
    これを行わない理由について第4章では記載されて居ませんので、
    基本的な事を理解しないままで、実体図の通り製作するのは違和感があります。

    色々とネットなどで、調べて見たのですが、あまりにも基本的過ぎて!?なのか、
    見つけ出す事が出来ません。

    ご面倒をお掛けしますが、何卒宜しくお願いします。

    • ミニアンプの場合もシールド線を使った方がいいのですが、使わなかったのは、配線がわりと短いので使わなくてもあまり変わらないだろう、との判断です。使った方がベターだと思います。

      それから質問と関係ないですが、このサイトの掲示板が、テーマの仕様のせいで変で、過去のQ&Aを見るときは、「Older comments」というリンクをクリックしてください。

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