アジア的大団円

上野の博物館に仏陀の死を描いた絵があるはず。そこでは横たわる仏陀を囲んで、たしかにあらゆる生き物が泣いている。一番下の方にはなんとムカデもいるのだ。ムカデは、一番末席の一番下等なところにいるが、その彼も仏陀の死を悲しんで泣いているのだ。それにしても、これ以上美しい大団円があるだろうか。反面、ここでは絶対的な階級社会を前提として、そこに美しい大団円を描き出している。僕には、これこそがアジア的なものに感じられるのだけど、当然ながら、これは現代人の心情にはそぐわないし、現代社会の問題解決にはならない。なので、役には立たず、心の中にしまっておくような感じだ。

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