みな、昇天

ジミ・ヘンドリックスの未発表のヴァリーズ・オブ・ネプチューンという曲、ああ、この、高揚感、浮遊感、高速で流れるエネルギーの束、心底すばらしい。

なんだか死ぬ寸前のきらめきというか、ドストエフスキーによると癲癇の発作の直前にこの世のものとも思われない調和と幸福の瞬間が襲ってくるそうだが、そんな感じでも、ある。

ゴッホの絵にもそういう浮遊感のあるものが、ある。サンレミの囲いのある土地に昇る日の出の絵とか。

あと、ニーチェにも。ツァラトストラや、この人を見よ、アンチクリスト、そして、偶像の薄明の恐るべき晴れやかさ、透明感、高山の空気。

どいつもこいつも、みな、昇天って、ことだ。

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