ウルマーの言葉

まったくメージャーミュージシャンではないんだが、オレの尊敬するアバンギャルドジャズギタリスト&シンガーのJAMES BLOOD ULMER のインタビューを読んだのだけど、とても面白かった。ウルマーは、自分にとって、歌を歌うことと、ギターを弾くことは全然異なる行為だ、と言っている。自分が歌えるのはブルースだけだが、ギターでは自分が弾けるものが何だか知らない、と言う。つまり、ギタープレイでは可能性は不定で無限だが、歌では可能性はたった一つしかない、と。

しかし、こういうのを読むと、現在読んでいるベルグソン哲学的な解釈に易々と結びついてしまうのが、いいんだか悪いんだか。野暮だけれどネタを明かすと、可能性が不定で無限というのが人間の「悟性」を、たった一つの決して間違わない可能性というのが「本能」を、それぞれ代表している。ただし、上記、実は言葉を誤って使っている。後者の「決して間違わない」のは「可能性」ではなく、現在進行中の「単一の行為」である。

まあ、やはりすごいことを言う人だ。とにかく、ずっとご無沙汰だった最近のウルマーを聞いてみよう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。