ユングの共時性

ユングの言った「共時性の原理」を知り、激しく共感する。共時性とは、何の因果関係もないふたつの事柄が偶然同時に起こってそれがきっかけで何か新しいことが始まることをいう。たぶん、現代のネット社会のポジティブ面に、正確に適用できるはず。

ところで、調べてみたら、ユングの共時性など彼の後年の心理学は、現在の心理学会では異端扱いだそうだ。まあ、当然か。今は、物質としての脳や遺伝子をあれこれいじくる時代だもんな。それでこの共時性という概念だが、当時ユングは誤解されること覚悟で発表したそうだが、はたして案の定その通りになった。何となく感慨を感じるね、複雑な気持ちって感じだ。それにしても、こういうものが新興宗教的いかがわしさと紙一重になってしまうのはなぜなんだろう。共時性そのものは、ただの「生活の知恵」に近いものなのだが、そんな常識的生活の場にまで心理学などという科学を持ちこまないでくれ、という一種の抵抗なのかな。

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